残念だが、良い題材なのに主人公の設定を間違えている、しかし読んでみてもいい
 ジョン・グリシャムの新作を、
今年もキンドル版で予約したところ、
約束された日に、
まるで前から在ったかのように、
「Gray Mountain」がiPadの中に納まっていた。
ことほどさように、
ジョン・グリシャムは大好きな作家だが、
今回の作品は私に言わせると失敗作である。


 話は、
マンハッタンの法律事務所に勤務していた主人公・サマンサが、
不景気(リーマンショックをにおわせている)のために人員整理される、
事務所は一年間の健康保険を保証するが、
給料は払わない、
その間しかるべきNGOで働き、
会社の業績がよくなれば元の職に復帰できる、
しかし必ずしもその保証は無い、
という情景から始まる。


 サマンサはヴァージニア州アパラチア山脈の近くの田舎町の、
貧しい人達の為の無料法律相談所にインターンとして働く事になった。
法律家と社会活動家を同時にやらなければならない事に戸惑いを感じながらも、
人の為に奉仕する事を厭わない上司や同僚の生き様にも影響を受けて、
徐々に生き甲斐を見いだしいく。


 だが、
この田舎町が直面しているのは、
貧しい人達の個人的な困窮だけではなかった。
豊かな石炭鉱脈の埋まっているアパラチア山系に隣接していたが為に、
多くの環境問題や人道問題を抱えていたのだった。


 話は壮大だが、
グリシャムさんはこの物語の主人公の設定を間違えたのではないか、
と残念に思う。
過去に描いた、
「Street Lawyer」や、
「The Litigators」などの社会派弁護士の活躍を、
女性を主人公として書いてみたかったのだろうが、
サマンサを深みのある人間として描ききることが出来なかった。
普通の人間を書きたかったのだろうか、
しかし、
読者はそのような人を主人公として望んではいない。
生き生きとした覇気のある女性を描いてほしかった。
Gray Mountain: A Novel

その他の感想

シールを剥がすとハングルが!
最安値タイミングを狙ってゲット!!!。
もう少しフィット感が欲しい
悪くない。次の1つがあるならば、私はそれを楽しみにしています。
いいんですけど…
はじめての高額財布
テンション弱めの
相変わらずの面白さ
キックスタンドが固すぎる
授乳服ではない
とても優秀です。
Accurate
mamoru
30年前から予測されていた、これからの日本
非常に解りやすい!
必需品ですね
復刊望む。名著。
いやぁ演奏うまいです
高いのか安いのか。
取説には10年で交換となっていますが…
新刊が発売されるたびに思う…
子供も大人も楽しめる!
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キレイに組み立てられない
まぁ…ネタとしてはありです…
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