手取り足取りの参考書

同じ著者の『イチバン親切なパンの教科書』も持っています。
ロールパン、
食パンなど基本のパンの作り方は本書の方がずっと丁寧ですが、
その他のパンは簡単に小さく書かれているだけです。
レシピ集というよりあくまで参考書という感じです。
成型の仕方や発酵の見極めについて、
成功例失敗例が写真で比較されていてとても役に立ちます。
２次発酵の見極めはずっと苦手だったのですが、
10分ずつずらした５枚の写真を並べて説明されていてさすがに伝わりました。
１回目のロールパンを失敗して、
本書を熟読してから再度チャレンジしたら見違えるものができました。


同じパンでも、
両者で微妙に配合や発酵時間が違うことがありますが、
手順は同じなのであまり気になりません。
ただしパンの作り方・考え方は人によって違うので、
普段別のやり方で作っている方だと齟齬が大きくなるのかなと思います。
著者のレシピは他の入門書と比べて本格的なので、
より手軽な方法で作っている方には面倒に感じられるかもしれません。