日本の政治家・政策へのアンチテーゼ

インパクトが強すぎるタイトルですが、
筆者の主張は一貫しており、
なかなか読み応えがあります。

「税金がどのように巻き上げられ、
無駄に使われているのか、
一人一人がもっと考えなさい」。

これが筆者の揺るぎない主張です。

要するに、
本書には「（税金に関して）無知は罪なり」的なメッセージが込められています。

日本の行く末を懸念した啓発的な内容です。

筆者は本書において、
特に中小企業に焦点を当てています。
中小企業の社長・役員の方には
オススメの内容です。

帯に「脱税ギリギリ？」と謳ってありますが、
法を犯すような内容・手法にまでは触れていません。

税金に関する「法の抜け道」に関して簡潔に説明してあるだけでした。

節税に関する多彩なノウハウが記されており、
節税に関する「知識」は得られますが、
すべて手法を
実行するのは困難かもしれません。