性淘汰という視点からヒトの本性に迫る
 『繁栄』や『やわらかな遺伝子』(いずれもハヤカワ文庫)の著書があり、
一級のサイエンス・ライターとして知られるマット・リドレー。
本書は、
そんな著者が「性の進化」について論じた啓蒙書である。
なお、
原書の初版刊行は1993年だが、
今回の文庫化にあたっては、
原書の2003年リプリント版を参照しているとのこと。
テーマがテーマなだけに、
大変ありがたい対応だろう。

 本書の構成は、
大きくふたつにわけることができる。
まず、
性の進化にまつわる一般的問題が論じられている前半部(第2章〜第5章)。
そこでは、
具体的には、
「なぜ性は存在するのか」「なぜ性はおもにふたつなのか」「性淘汰はいかにして生じるのか」といった問題が考察されている。
他方、
続く後半部(第6章〜第10章)では、
ヒトの性と本性に焦点が当てられている。
「ヒトの一夫一妻制はどのようにして成り立っているのか」「男と女は異性のどこに魅かれるのか」「ヒトの脳はなぜ大きいのか」ということが、
そこで検討される問題である。
そして、
「性淘汰という概念を用いて、
ヒトの本性の解明にせまること」(訳者あとがき、
549頁)が、
本書の最終的に目指すところだ。

 本書のなかでキーとなるのが、
タイトルにもある「赤の女王」というアイデアである。
『鏡の国のアリス』のなかで、
赤の女王は走り続けるものの、
周囲の事物(風景)もつねに彼女についてきてしまう。
それと同様に、
ある生物が進化し、
敵対者との競争に一歩先んじたとしても、
ほどなくして敵対者も進化し、
対応戦略を打ち立てる。
Aが進歩すれば、
Bも進歩し、
Bが新戦略を生み出せば、
今度はAも対応戦略を繰り出す。
捕食者と被食者、
寄生虫と宿主、
オスとメス、
そして遺伝子と遺伝子もしかり。
「進歩と勝利はつねに相対的」(38頁)で、
「ゲームに勝ったところでまた次のゲームに進まなければならない」(39頁)。
この点をしっかり心得ておくことが、
進化の問題を考える際には肝要だと著者はいう。
赤の女王 性とヒトの進化

その他の感想

対応は〇
回復ドライブ作成
履き心地が良い。暖かい!
まともに機能しない
迅速配達のアマゾンさんに感謝!
BRAVIA用HDDとして購入
先立って判断し、たしなみを点検する
巻き髪入門者でもできた!
「モノを大切に」「もったいない」の間違った観念の呪縛から自分を解放できる
長所・短所を平均すると
少量でも満腹感:朝食に最適
サイゼリヤが目指すゴールがわかる本
青空文庫で無料になった作品ながら・・・
必要だからこそ少しでも安いといいな
そこそこ使えると思います
熱がこもりやすい
個人的には共感する箇所が多かったです。
ハーフパンツ
デザイン可愛いんだけど〜
シンプルですがいいと思います
やっぱり映画館で観るべきだった・・・
久々に何度も読み返し
リアルな評価!
頴川 千恵子
中学校卒業式祝辞に活用しました。
均一に挽ける。もう手動ミルに戻れない。エクストラファインの細かさは驚愕するレベル。
軽クて持ち運び簡単!
登場キャラが映える
竹達さんファンなら安定かな?
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