日本の建築文化を読み解く名著
日本建築に関する書籍は幾らでも出版されているが、
それ等は大別すれば凡そ二つに分けられると思う。

先ず一つ目が、
様式に則って徹底的に図解する「建築様式史」としての物、
そしてもう一つが、
建築史の全貌を見渡しながらその背景や変容を読み解く、
謂わば「建築文化史」的な物。

そして本書は、
副題に「歴史と伝統」とあるように、
明らかに後者に属するものであり、
歴史との関りを論じながら日本建築の意匠と美の世界を追求した、
壮大な一冊なのである。

読み始めて直ぐに「これこそ私が求めていた本だ」と直感した。


本書が扱うのは主に、
原始住居から江戸時代である。

即ち「高床式住居」から「長屋」までを詳細に読み解いているのだ。

そして、
伊勢神宮や法隆寺に代表されるような寺社建築、
藤原貴族の邸宅、
山城から発展して遂には天守を持つに至った武家の城等など、
その特色や変遷を懇切丁寧に解説し、
更には、
具体的に金閣・銀閣、
桂離宮等、
日本を代表する名建築を取り上げながら、
改めて日本建築の全てを紹介してくれるのが本書の魅力なのである。

尚、
ここで敢えて付け加える必要があるであろうが、
上記に「大別」と述べたものの、
だからと言って、
様式に全く触れていないか…と言えばそうではない。

日本の寺院建築に見られる独特の組み物、
「和様」と「宋様」の相違点、
或いは、
頻繁に耳にする「寝殿造」「書院造」と言った建築様式にもちゃんと奥深くまで言及している。

それどころか、
平城京に至っては、
発掘調査結果を踏まえた論考に惜しみなく頁を割いているし、
立派に考古学的要素まで取り込んでいるのだから、
読み応えは充分過ぎる程だ。

だが、
こうした中で本書が特筆に価するのは、
決して様式論だけに留まる事無く、
例えば、
平安時代に関しては「平安京」そのものの概要を総覧した上で、
当時の行事と邸宅との関連性等を語り、
或いは、
江戸時代について言うなれば、
とにかく火災が多かった江戸を鑑みながら「防火と建築」に焦点を当てる試みを行なう等、
常に「生活空間」としての建築の視点で語っている点なのである。


取り分け個人的に興味を惹かれたのが、
第四章の「藤原貴族の住生活」だ。
日本の建築: 歴史と伝統 (ちくま学芸文庫)

その他の感想

ギャルが世界を変える。
やはり只者ではない
一番おススメです☆
耐久性はどうなんだろう?
平易でわかりやすい
中国の古典を読みたいと考えた。とても良い本
問題ありません。簡易撮影に良いと思います。
なかなか売ってない
車検は難しいらしい
使いやすさで一家に一本?
今月号のリヴァイ外伝は。
ソニーのブルーレイレコーダーとの相性バッチリです!!!
ちと面倒?
シンプルでかわいい!ネコ好きにおすすめのバナナスタンド(ヘッドフォンスタンド)
「あるきかた」と比べると…
まだ開けてない。
他の本に収録されたフォント
ついに出るんですね
メイク汚れも角質もこれ一本で大丈夫
クリーニングに出すより綺麗に落ちます!
極細
責任者出てこい
ブーツの中敷に
見た目は、普通
保証があるのはいい
素直にすごい
トランギア
悪くないゾ!
靴の中のボリュームがあり過ぎ
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