“本物”の定義を再考させられました。

某アンティークオイスターから買い替えました。

カシオイズムが凝縮されたカッコいいデザイン。

無駄や装飾を排し、
コンパクトによくまとまっています。

購入前は、
質感はちょっとチープじゃないかと期待していなかったのですが、
しっかりと作り込まれており、
ソフトな感触で手首と一体化します。

メンテナンス不要で、
意外とタフなところが魅力です。

雨に濡れようが少々ぶつけようが気になりません。

そもそも薄くてコンパクトなので、
ぶつけることもそんなにありません。

毎日入浴時に石鹸をつけて洗っているのですが、
全く問題がありません。

他の方のレビューにもありますように、
防水性能は高いと思います。

万一壊れてもまた買えばいいという気楽さ。

G-SHOCKを買う値段で何個買えるでしょうか。

電池が7年も持つという生命力の強さ。

タフソーラーも魅力ですが、
F-105Wには不要です。

それから、
意外と便利なのがILLUMINATORと呼ばれるELバックライトです。

マイクロライトとは違ってそこそこの照度がありますので、
真っ暗闇でちょっと物を探したい時や、
キーホールを照らしたい時など、
とても役に立ちます。

あと肝心なのが正確さ。

購入してから2年経ちましたが、
私の個体では年差+30秒といったところです。

これだけの精度があれば、
私個人の使用環境では、
電波によるアジャストは不要です。

今までは日差何秒というメカニカルばかり好んで着けていましたが、
それが“本物”の時計だと思い込んでいました。

個性を追求したつもりになっていました。

世間から見てどうかとか、
ステイタスを全く気にしなかったと言えば、
嘘になるでしょう。

メンテナンスが必要ですし、
ぶつけるのが怖くて、
知らず知らずに左手のアクションが控え目になってた気がします。

“自称”時計マニアの私なのですが、
このカシオF-105Wに“本物”を感じ、
愛しくてたまらなく思う今日この頃です。