2013年にTBSで放映され話題になったTV番組の書籍版
沖縄戦が始まる2ヶ月前に赴任し、
日本軍壊滅の2日後に行方不明となった沖縄県知事 島田叡、
また彼を助けた荒井県警部長をとりあげる。


海軍陸戦隊の指揮官であった大田少将が打電した、
「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世格別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の電文は知っていたが、
寡聞にして島田知事のことは知らなかった。


在任期間わずか5ヶ月。
後半3ヶ月は米軍上陸後なので許された時間はわずか2ヶ月(その間もひっきりなしに空襲は続いていた・・)。


  前任知事や幹部職員が逃亡した県庁組織の立て直し
  島民の本土または北部への疎開
  (表題にもなっている10万人を超す命を救った、
という部分はこの事蹟に由来する)
  台湾に自ら赴きコメの確保
  (食料事情逼迫の中の確保、
さらに制海権制空権を失った海路による輸送の実現)

ほんの短い期間内にこれだけのことを実現したこともさることながらなによりも、
知事不在では戒厳令が布告され軍政下に置かれかねなかった沖縄を最後まで行政官として軍の圧力をかわしつつ、
県民のために尽力したという気概はただただ賞賛・感嘆に値する。
島田の死後、
時の内部大臣が「官吏の亀鑑」と賞賛したというのも、
宜なるかな。

仮に戒厳令下・軍政下におかれていた場合、
ただでさえ作戦の事情・軍の事情を優先し、
悪評を多く残す陸軍第32軍が県民のことを一顧だにせず、
実際に起きた以上に悲惨な状況が生まれたことは想像に難くない。


本書では、
テレビで描かれた内容の前日譚としての”なぜ島田知事を題材にとりあげたのか”といった点、
また戦跡を尋ねる話や残された関係者や遺族の話も多くとりあげている。

ただTV番組を見た際も気になったが、
沖縄県民が本土に対して依然としてわだかまりを抱いているだろう中、
中央から派遣された官僚でもあった島田知事を手放しに賞賛した描き方は一面的過ぎないかという感想を持ったのも事実。

本書内でも、
島田知事の遺族は戦後沖縄へ慰霊碑の除幕式のために赴いた1回を除き、
足を踏み入れていないというエピソードもそうした事情があったりするのではと想像するのは穿ち過ぎだろうか。
(039)10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡 (ポプラ新書)

その他の感想

納得の言葉が77個
一つを除いて
液晶シートサイズに工夫を期待
京都に空襲がなかった理由は?
安価なmicroSDHCカード(Class4)
個人的には期待通り
ちいさかった。
ピアノ練習曲
サイズ調整も兼ねて
会場にいらしていたファンの方々はご存じでしょうが…
表題作は☆3つ。臆病な男と、胸の奥に情熱を秘めた男の物語。
最近のUSBメモリは大容量
日本製の方が良いですね
安くてお買い得です。
1日使ってみての感想〆(-ε・`)ノ
プレゼントに購入したけど
実習生はもちろん実習指導者必見
思いの外良かった。。。
満足いく出来でした!
商品受領
お かわいい
持っているのが当たり前の本です。
やっぱり楽しい
ふむふむ。
タッチペン操作
新生SKIDS!!
簡単な操作だけど
酪農を考える大人から子供まで
日本デビューアルバムでした。
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