アルコールストーブの光と影

素晴らしいツール。
いつの間にか４個もたまってしまった。
職場、
自宅の自室、
小屋、
車にそれぞれ常備。
ま、
いっか。

ストームクッカーは高くて買えないので、
コーヒー豆の空缶に穴を開け、
チタンのペグを差し渡し、
空気の取り入れ口を下に開けて、
モドキを作ってみた。
（その後、
エバニューのチタン製スタンドを買ってみましたが、
径が小さいので不安定でした。
）
このモドキに、
炎が逃げないように、
熱が最大限有効利用できるよう、
ロッキーカップを低くセットしたら、
輻射熱でアルコールの気化が促進され、

凶暴な炎が立ち上り、
湯はすぐ沸いたがクッカーもどきも熱くなり、
すぐに消火できない（例の蓋を被せられない）状況になり、
パニックになった。
燃料はたっぷり入れたのに、
僅かの時間に底が見えるほど減っていた。

これ、
急いだり、
火力を強めようとなど、
考えないほうがいいみたい。

多少時間がかかっても、
燃焼効率が悪くても、
ゆったりまったり気長に湯が沸くのを待つべきで、
それができないせっかちな人には向きません。
また大人数の、
大量の料理を作るのにも向きません。
（ストームクッカーならできるらしいのですが、
それでも多分せっかちな人には向かないでしょう。
）
しかし、
一人で飲むお茶かコーヒー用のお湯を沸かすツールとしては最高。

それに限定して使うだけでも所有する価値あり。

野外では簡易ストームクッカーモドキとして、
アルミ箔をぐるりに巻くのがよい。
いずれにしろ、
ランニングコストはカセットガスに比べると結構高くつきます。
あ、
携帯すると中のアルコールが全部こぼれます。
ゴムパッキンは信用できません。
満タンにして出発、
現地でイザ点火、
と思ったら空っぽ、
なんてことがありました。
高いナルゲンなど買わずに「ウコン」のアルミ缶がしっかりしていて流用できます。