歪曲収差と、レンズの重みで勝手にズーミングが困りモノ…

以前は同じくタムロンの28-300mmF3.5-6.3(A06)を使用していましたが、
画質も良く、
何と言っても接写性能が300mm側でも0.49mというのは凄い魅力で大活躍していました。

しかし、
APS-Cサイズセンサー機では、
広角側が約45mm相当になってしまい、
室内写真などに限界を感じ、
フルサイズ機を買える目途など到底無いので、
このレンズの広角側29mm相当〜432mm相当と言うのが絶対的魅力で買い替えをしました。


以前の28-300mmに比べ、
手振れ補正機能、
超音波モーター駆動など魅力一杯で、
実際これらは満足しているのですが、
実際に使用してみて以下の点が気になりました。


●広角側で顕著な樽型収差・望遠側で顕著な糸巻き型収差、
更にズーム全域でいずれかの収差が発生していて、
以前の28-300mmの比では無い程目立つ。

●広角18mm側で、
ズームストッパーがあるが、
当然ズーム撮影では解除して使う訳だが、
レンズの重みに耐えれないのか、
勝手に画角変動が発生している時がある。
直進式で無く、
回転式ズームなのにこれは結構キツい。
ストッパー自体を色々な位置で止められる様に改良願いたい。

●これは私がCanonの一眼レフだからなのだが、
ピントリング、
ズームリング共に回転方向が純正と真逆。
ニコンユーザーが羨ましい。

●最短撮影距離0.49mは、
28-300mmと変化無いが、
実はズーム全域での0.49mでないのが残念；

とまぁ、
不満を挙げてみましたが、
この超高倍率ズームでこれらも改善せよとなると、
レンズの値段も上がってしまい、
そういう意味ではお買い得では無くなるのかも知れないので、
あくまで参考までに…^^;
それに、
私が購入した頃より明らかに値段が下がっているので、
今こそお買い得かも知れません。

チョッと前の35-105mm相当の大きさ・重さで「15倍ズーム」は、
以前では考えられません！旅行などで何本も持ち歩くのが面倒な時、
常に装着しておいての常用レンズとしては間違い無くオススメ出来ます。
ハッキリ言ってこれなら何だって被写体になりますよ。