41 人の一生って何なのかな
文芸誌を買うたびに思う、
こんなに長いのよく書くなあと。


私は、
文庫なら薄い奴、

単行本なら文字が大きくて行間が広くて薄い奴が好きだ。

私だって夢の中では、
よく文章を書く。

しかし、
仕上がりは限りなく薄い。


講演会では何を喋ればいいのか、

カッコいいサインの書き方は?どうしても筆ペンじゃなきゃダメなのだろうか?

百年の孤独なら買ってある。
5ページで寝た。
今は見えない都市に挑戦中だ。


今号には、

加賀乙彦・ボリス=アクーニン・沼野充義の鼎談「文学と歴史を架橋する」と、

小林エリカ・巽孝之の対談「遠い時間とのつながりを見つめる」が掲載された。

前者も後者も、
一生のうちの相当長い時間を文学に賭ける、
賭けてきた、

その事を、
こともなげに語る文学者の凄みを感じさせた。


沼野先生は、
「私はたいへん怠け者なので、
私がやると
いつ本ができるかわかりません。
」と謙遜するが本気の覚悟がいると思う。

アクーニン先生は、
翻訳に疲れたから自分で書くようになった、
と言うが、

その翻訳を20年我慢して続けている。

加賀先生は、
「永遠の都」とその続編「雲の都」の執筆に57歳から没頭して、

25年で9,000枚、
書き終えたときに気がついたら82歳になっていたと言う。


後者の対談でも、
小林先生は、
10歳の頃にアンネの日記で覚醒し、

以来、
ずっと作家になりたいと思い続けて今に至るそうだ。

巽先生はそれを、
個人の中でじっくり醸成して、
10年、
20年かけて
ようやく何かが出てくる、
そういう過程なのだと言う。


長い時をかけた答えを、
一生でたった1つでも探し出すのが、

文学というもの、
ひいては人の一生というものなのかも知れない。


軟弱な私は、
プロが持つこの強い意志に相当する資質を
何ひとつ持っていないという事が、
今回判明したのであった。
すばる2014年10月号

その他の感想

1冊で一発合格しました!
KANRANOTUKI
60年代SFTVは、今見ても面白い!
品質を崩すのが早い。
光モデムにつなげた
軽快!
明るくて好きです。
かなり秀逸!
uGUIの情報は非常に勉強になった
新しいレシピがいっぱい
質感いい
CHANELをより深く知りたい人に
持ってるDVDを移しました。
98歳の母の命を救ったオオタカ酵素の驚異の力
快適に使えます
つくりはしっかりしてるけど足置き台としてかなり微妙
こんなに興味深くスラスラと読める歴史本は他にない!
ミックス技術の向上を感じる一枚
ほどほどの出来
座れば神聖な世界に…
初メニコン
多少面倒です。
物理、化学、生物、計測、法令
直ぐに枯れましたが…
臭いがきんありません
お手軽なケース
早稲田のForu Cafe
梱包最悪でした
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