旅気分

あ〜もうちょっと英語力があったらなあ、
と思う。
多分英語のレベルが中級以上だともっと分かったと思います。


でも考えれば、
英語が分からなくてもニューヨークには行けるのだから、
行ってしまえば、
英語が分からないなりに、
何かをとても感じられるので、
この本も気にせず読めば、
その人の分かる範囲でニューヨークやアメリカを体験出来るかも知れません。


本では、
イギリス人の著者が、
英語が母語なのに、
暮らしの中で色々と苦闘しているのが可笑しいです。
英語が分かるのに生活で面食らうのですから、
本が多少つっかえながら読んでも全く問題ないかも(笑)!

ブルックリンに近いポーランド系の人の多く住む地域に暮らした著者の見たニューヨークは、
イギリス人と言えどもアメリカの暮らしに、
歴史や言葉、
リーガルなもめ事の解決法などかなり英国との違いを感じている下りは、
もう「外国人」として暮らしたようで、
それは私には意外で新鮮です。


きっと読者も読みながら、
ジョイスさんと同じ様に驚いたり感心したりするのではないでしょうか。
その意味で、
旅の気分がとても味わえます。


イギリスに行った事があり、
フットボールのファンなら、
きっとジョイスさんと同じく忸怩(じくじ)たる思いで、
サッカーについての章を読むでしょうね。
楽しい本です!