１０番目のアルバムで、ヒット・パレード第４集（本当は第５集）。最後の１０インチ

ザ・ピーナッツの１０番目のアルバムで、
「ピーナッツのザ・ヒット・パレード第４集」（１０インチ）の紙ジャケ復刻。
原盤は１９６４年３月発売。
モノラル盤という形態はすでに滅亡しており、
本盤はステレオ盤のみである。
この前のアルバムが、
「バカンスだよピーナッツ！　ピーナッツのザ・ヒット・パレード第４集」であったので、
このアルバムは第５集のはずなのだが、
レコード会社の数え間違いで、
第４集として発売され、
たいした苦情もなかったらしく、
今日までそのままになっている。

日本語カバー６曲（うち３曲がシングル化）、
国産歌謡ポップスが４曲（うち２曲がシングル化）の構成である。
曲は既発のCDでおなじみのものばかりである。
ボーナストラックのうちの未CD化の「バラの乙女」について書くと、
平凡な感じであった。

本盤はジャケットがいいと思う。
ピーナッツは双子のためか、
デュエットのためか、
くっついて（接触して、
つながって）撮影されるのが宿命になっており、
（どうでもいいことだが、
６０数枚あるシングル盤のジャケットのうち、
二人が明らかに離れているものは、
３枚ぐらいしかない）。
こんな風に二人が大きく離れて、
別々のポーズを撮っているのはアルバムでは初めてで、
新鮮である。

なお、
本盤はピーナッツの最後の１０インチ盤である。