最新の本格派の体系書で、中上級者向け
本書は、
国際民事手続法に関する改正(2010年、
2012年)に対応した、
国際私法の体系書です。
同様の改正対応を行っているものとして、
他に、
(1)澤木敬郎=道垣内正人『国際私法入門〔第7版〕』(有斐閣、
2012年)、
(2)神前禎ほか『国際私法〔第3版〕』(有斐閣、
2012年)、
(3)松岡博編『国際関係私法入門――国際私法・国際民事手続法・国際取引法〔第3版〕』(有斐閣、
2012年)があります。
(なお、
本書ではウィーン条約(2009年)やインコタームズの記載はありません。


問題点について詳しく記述している点も多く、
上記文献のうち、
最も多くの裁判例を引用しています。
上記文献(2)は92件、
(3)は71件であるのに対し、
本書は241件もの裁判例を引用しており、
豊富な実例を知ることができます。


(1)条文索引(通則法、
民事訴訟法)、
判例索引、
事項索引があり、
(2)項目を細かく分けて整理してあり、
(3)太字細字・文字の大小・適宜行間を開けるといった工夫により、
内容把握をし易くしてあります。
見事に整理された目次は一見の価値があります。


他にも、
主要参考文献だけでなく、
各章に参考文献の引用があり、
本書以上に詳しく調べることが可能なようになっています。


しかし、
記述にムラがあるのが難点です。
例えば、
法律回避(法律詐欺)についての項目がなく(記述自体がないようです)、
また、
「別居」については「27条にいわゆる離婚という事項には別居も含まれる」(260頁)という一文のみしか言及していません。
できれば説明が欲しいところですが、
「さほど問題のないところは、
説明がなくても分かる人向け=中上級者向け」の本ということなのかもしれません。


本書は、
他の書籍と異なり、
「抵触法の基礎」という項目を設け、
総まとめのような内容を最初におくなど意欲的な面があり、
この箇所の理解は初心者にとっては荷が重いでしょう。
このように、
初心者が満遍なく知識を習得するためというよりも、
中級者以上の者が裁判例や問題点を端的に調べ、
より深い知識を得るために、
本書を活用するのが適切であるように思います。
国際私法

その他の感想

時計やラジオの電池が切れてきたので・・・
良書に免疫タップリ
史上最高のプレゼン本
セロー250で使用
初めての一冊にイイ
平和ボケの国民に告ぐ!
サルトルより分かりやすいメルロポンティ
ぴったり!かわいい!
ネットショッピングだけど安心出来るサービスと製品
戦争と人類
50作目に相応しい素敵な作品ですね
目的、使い方で評価が分かれる商品だと思います。
2万以下のベストバイの一つかと(2014年初頭時点)
全然悪い訳ではないです。
感動のコンサート
「王道」・追記
6次産業化をわかりやすく解説
多色展開希望
おいしい中華点心
電験3種に特化した内容、一年の長丁場のペースメーカーに最適。
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