大きな変化

今回のFIFAでは、
いくつかの要素が変更・追加されていますが、
自分が一番驚いているのは、
AIの知能です。
全体的なポジショニングがより完成されたものになっており、
例えばイタリアとスペインを使ってみるとわかりやすいですが、
いかにそのチームの特性が出てるかがわかります。
守備時、
イタリアなら、
その安定したポジショニングが目立つし、
攻め時、
スペインなら次々にオーバーラップを仕掛けてくれるので、
トリガーランに頼るだけじゃないバリエーションをAIが自然に判断してくれます。
そして、
何よりも対峙したCom戦で、
その大きな変化に気付かさせてくれます。
これまで、
レベルを『レジェンド』に設定したComだと恐ろしいほど正確なパスで、
およそ通りそうも無いような、
『針の隙間を通すようなミラクルパス』 を決めてきたりする事が多々ありました。
が、
今回は人間味が出たと言うか。
例えばボールホルダーにある程度適切なプレッシャーを与え、
パスコースを潰していると、
手詰まり、
または苦し紛れとも言えるようなミスパスを出してきたりします。
またライン際なら、
そのままプレッシャーに負けてタッチラインを出てしまったり等、
今までのComなら強引にやってのけた様な超絶プレーが無くなりました。
結果、
ダラダラ支配されつづけるような試合展開も無くなり、
どちらも 『いきなり訪れた1チャンス』 で点が入ったりするので、
『最後まで何が起こるかわからない! 』 スポーツならではの緊張感が味わえます。
こういった難易度の調整をしてきたEAは、
本当によく頑張ったな。
と素直に感心しました。
何せ、
Comを 『不自然さに頼らずに強くする。
』 ってすごく絶妙な調整が必要になるでしょうからね。
ま、
結果、
今回のFIFAはよりリアルな試合展開をもたらしてくれたと思います。