穂乃果の海未への感情

形式は同じですが、
前巻以上にペアのお話で埋め尽くされていたのが印象的

前夜祭で模擬ロミオとジュリエットをやる話（海未日記）
穂乃果が学園祭の縁日で遊ぶ話（穂乃果日記）
穂乃果と海未でにこ製作のお化け屋敷に行く話（海未日記）

ふざけてキス寸前までいったり、
穂乃果のお姉さんな一面が描かれていて素敵な内容
最初は怖がっていたはずなのに、
穂乃果が怖がり始めると急に落ち着いてリードする海未ちゃん。

まるで海未Diaryにあった幼少期エピソードの高校生リメイクのようで、
変わらない関係性に暖かい気持ちになれました。


特に最終章の日記（穂乃果日記）は、
いつも前を向いて猛然と走る穂乃果がふとしたことで
幼馴染の本心がアイドルに無いのかもしれないと思い悩み、
立ち止まってしまうお話
何か事件が起こるわけではないけれど、
Sidシリーズ屈指の名エピソードだと思います。


付属のスクフェスSRは能力的には初心者向け
（穂→スマイル・リズミカルチャーム、
海→クール・リズミカルエール）
サイドストーリーは相手を想って厳しくあたる幼馴染、
それを理解している幼馴染が別視点で語られ、
文句なしに素晴らしい特典でした。


ただ少し気になったのは同じ2年組のことりちゃんで、
ほとんど出番がありません…
次巻以降どうやって出すのかが気になります。