教養の片面のみが論じられている。
ロンドンから帰ってからの斎藤先生の新著を書店に行くたび探していたが、
この本に気づいたのは発行以来4ヶ月経ってからだった。
すぐに買って読みました。


明治後期頃から大正期を経て、
90年代の教養の受難の時期、
そして今にいたる世の教養観の変遷について触れ、
著者のかかわる時代の取り組みについて具体的に述べられます。
東大の授業における内部評価・外部評価など、
斎藤先生が疑問に思う内部事情が少しですが知れて興味深かったです。


これまでの他の一般向け著書に通底していた著者の基本的立場は、
漱石の一文なども引用されていて変わりません。
それを踏まえて「教養が身についた人物像」を探り、
そのような人物像に接近するために教育はどのようであるべきか教育実践の方法論が論じられています。

英語の先生ですから、
英語教育ないしは英語学習を通して教養をいかに身につけるかを主に論じているのかと思いきや、
必ずしも英語にこだわっていません。
が、
あくまで指導者の側から論じられ、
読者にこうすべきだ的に強いるところはありません。
したがって、
著者の活動の場は東大の教室ですから書名の副題に「東大駒場でまなぶこと」というのも頷けます。
しかし、
読者の立場で考えると、
なにも東大生でなくても、
この本を読んで自ら考える教養観に従い自己研鑽に励めばいいのだと思います。
著者のいいたいこともそれなのではないかと思います。


明治・大正期の教養として取り上げられた本など、
今考えると当時の旧制高校生の選良意識をくすぐるアイテムに過ぎなかったのではないかと思います。
この本の60頁台のあたりで取り上げられていることなど、
自己愛に満ちた文章で読んでいるこっちが恥ずかしくなります。
著者が高校生のときその1冊を読んで「さっぱりわかりませんでした。
」と先生に報告して笑われたという思い出を述べた行ではこちらも思わず笑いました。
この章の最後の数頁に書かれている著者の意見に共感を覚えると同時に、
著者の若い現代の学生たちへの愛情を感じました。
また、
この本のあとがきに感銘を受けました。
著者の他の本を読んだことのない人は、
先にあとがきを読んでから本文を読むといいかもしれません。
教養の力 東大駒場で学ぶこと (集英社新書)

その他の感想

現存するベストなスマホです!
まあまあ良好
受け取った方と、万年筆に優しい便箋です。
爪の幅に注意!
注意しながら読む必要もあるかと
製品自体はいいものだと思うのですが
よく描けない
サバゲ用としては最高
ケースが…
上に敷くラグなどを予め用意する必要がある
山では万能です。
黒子のシュート
静かだけど風が弱め
電源スイッチを付けました
偏差値に関係なく、中学受験生必須の書
流石Clover♪
急いでいたんですが間に合いました
めちゃうま!
RU-02 ロール紙ユニット
エコドライブのために・・・
曲もダサいし、映像は安っぽく全体的に期待外れ
エセ自己啓発野郎をぶっ飛ばせ
通常ベルト格納部分が防水ならば完璧
マモかっこいい
ラテはむずかしい。
苺を楽しめる、呑みやすいお酒
軽い切れ味
素晴らしい商品↑/問題のある出品↓
これは優れ物
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