映画とは違う小説の印象
仕事に追われる毎日に疲れ、
会社を辞める決心をしたときに、
友人に勧められて観たのがこの本の映画版でした。
私は医者というような立派な身分ではありませんが、
生きることに疲れ、
心も体も病んでいくという女性の立場と気持ちは痛いほどよく分かりました。
自然が多い環境で心が癒され生きる喜びを得て自信を取り戻していく主人公の姿に安心感を覚えました。
しかし不思議なことにそれはこの女性への共感とは別のもので、
他人事のような気持ちでした。
その後ふとしたときにこの小説を手に取り読んだとき気づきました。
ああ、
これはこの女性が主人公なのではなく、
それを支えるふがいない男性が主人公の話だったのだと。
私が女性に共感できなかったわけがやっと分かった気がしました。
小説では映画と違い、
夫の生い立ちや妻との出会いなどが詳細に書かれています。
妻の病気との直面や戸惑い、
自分自身と向き合う葛藤、
そして妻への無償の愛が美しい文章に包まれて淡々と描かれています。
表面的には妻が病気を克服して強い自分を取り戻す話が大きく取り上げられているように見えますが、
私にはそれらの過程は一つのエピソードにすぎないように感じられます。
むしろこの物語の主軸は主人公の男性の幼少からの人間の成長の記録のように感じます。
なによりも、
おウメ婆さんの人生の格言のような便りををまずはじめに読み、
それに感銘し、
読者の心に訴えかけさせるのはいつも必ず男性のほうなのです。
仮にあれらの格言が女性の立場らから語られていたとしたら私たちはそこまで感銘を受けなかったことでしょう。
そしてこの小説は私に男と女の違いは何かということも考えさせました。
女性は強いようでもろく、
壊れやすい。
そしてまた立ち直りが早い。
男は一見弱くても自分の役割をきちんと理解していて、
そしてそれを律儀に守る。
そして互いが互いを必要としているのだと。
女性の進出が拡大して、
男女の役割が逆転してしまったかのように見える昨今の世の中で、
原点に返ったときにその本来の姿が現れるのではないかと考えさせられました。
私はこの小説を世の中の男性に多く読まれることを希望します。
最後になりますが、
私はこの小説が心から素晴らしい作品だと思っています。
阿弥陀堂だより (文春文庫)

その他の感想

初心者でも簡単に組み立てできました
いいぞ、ゴンクール
これは真姫ちゃんそのもの…!
スポルディングよりは小さめサイズ
撮影用途以外にも使えるかも
単語力というより読解力養成によい。
POPアーティスト・木村カエラ
使い勝手はいいですが、けっこうかさばります
別のペンライトに使っています
安定の「テイルズ」
【AQUOS R】用のレビュー ※長文
軽くてコンパクトでハイパワーなUSBカーチャージャー!
シンプルでよくできたウエストバッグです。
思ってた以上
これを超えるものがあるか?
簡単操作で爽快な滑り
時期は外れてしまいました。
人間様なめんなよぉぉぉおおおっ!!!
複雑な国際関係をわかりやすく解説
アフレコ台本表紙が載っています!!
おいしくできました。
嵐!!
疑惑?
本物かどうかも怪しい。
薄い本
ほどよい難度で楽しかったです
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