国際力学の変化の中での中国の実態と今後についての見解
中国の現在と今後についての見解をまとめた本。
経済だけでなく、
中国の政治体制や環境などの社会問題にも触れている。
歴史認識問題は主要なテーマにはなっていない。
比較的新しい情報を加えている点と、
国際力学の変化をからめて説明している点が特徴といえる。


人口ボーナスの終えんや、
PM2.5、
不動産バブル崩壊のリスクといったことについては、
既に各所で語られていることとそれほど大差はない。
ベトナムやフィリピンとの関係、
台湾について、
韓国の中国依存、
シャドウバンキング問題、
政治体制。
基本的に世の中でニュースとして報じられたり広くオープンになっている情報に基づいた解説が多いので、
解釈の是否についての見解の違いやバブルがはじけた影響の度合いについての意見の相違はあるかもしれないが、
内容的に特別大きな違和感があるものは無かったし、
それほど目新しい情報も無かった。
また、
中国に長く住んでいた経験があるという人ではないので、
本人の体験に基づく印象的なエピソードなども特に無い。


ロシアと中国の関係については比較的よく考察してある。
アメリカとの関係については日本にとって少し楽観的な見方に寄りすぎている気もするが、
おかしいというほどではない。
ドイツの対中投資が伸びていることや、
アメリカと距離をとったフランスの外交についても触れている。
イスラム圏との関係についてはほとんど書かれていない。
国内に力ずくで抑えているウイグル自治区(東トルキスタン)を抱え、
資源輸入という点からも重要で、
インドを牽制するためにパキスタンに近づき、
今後も人口が伸び続けるイスラム圏は、
中国にとっては今後も慎重な対応を要する相手だと思う。
一方、
現在の日本の対応については肯定的である。
自衛隊を大幅増強しようとしても簡単ではないし、
米国の核の傘でそのパワーをうまく利用するのが良いとしている。


難しい本ではなく、
読むのにあまり時間はかからない。
全体的に、
中国に関する本を既に何冊か読んだり、
日頃ニュースに目を通している人にとっては、
新鮮な内容は少ないと思われるが、
自分なりの見解を改めて整理する上では役に立つかもしれない。
また、
本書に書かれてあるようなことについてそれほど詳しくないという人にとっては、
悪くない本ではないかと思えた。
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