大学で何を学ぶか (ベスト新書) の感想

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参照データ

タイトル大学で何を学ぶか (ベスト新書)
発売日販売日未定
製作者加藤 諦三
販売元ベストセラーズ
JANコード9784584122303
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

大学で何をしたらいいかわからない人にこそ読むといい本だと思います。大学生って受験が終わったあとになんか気が抜けてしまって何をしたらいいのかわからないと思ってる人も多いと思います。そうしたときは、ふっとしたときにこの本に書いてあったことを思い出してみて、この本からやる気を貰ったらいいと思います。もちろん何をするにしてもやるのは自分自身だけれども、こうしたらいいんじゃないかというようなことは知っておいたほうがいいと思います。この本はほかのレヴュワーさんも書いてある通り、大学という括りで何をするかというよりも、大学というある意味ひとりだったり、時間があったりという大学生だからこそできることやってほしいことを書いた本だと思います。僕はこの本を何回も読んで、赤線を引いてその箇所を何回も読んだりしました。それで、この本に書いてあることの一部は、本当に僕の座右の銘になっています。本を読んでも合わない人も合う人もいると思うけれど僕はこの本は結構いい本だと思います。みなさんも是非ご一読されてはいかがでしょうか?

この本は違う。
最近、うわべだけの、小手先だけの受験テクニックや、人生をうまく操る世渡り術ばかりがもてはやされ、「好きなことを極めろ」なんて思想は青臭い現実逃避だと言われがち、何を甘えとんのじゃ、それじゃ食うていけないと責められがちの世の中だけれど、
この本は違う。
ドロップ・アウトしたっていいじゃない。自分をしっかりと見つめて、世間的な成功ではなく、自分を納得させようと熱く語っている。
たとえば、大学の勉強はさぼっていても、ワンダーフォーゲル部に入り山登りに熱中する。授業は全く出席していなくても、東京の街並みが好きで、そこらじゅう散歩して歩くうち、江戸時代の東京地理に興味が及び、非常に優れた卒論を書く。有名大学に入ったはいいが、スシ屋さんになりたいと思い、大学を辞める。

一見、ただの「ムダ」のように思える行為を、作者はよしとする。
一眼的な価値観に縛られないその考え方は、非常に好感が持てた。

他人の評価のもとに人生を築くか、自分のしっかりとした足の上に人生を築くか。
大学はその方向を定める重要なターニング・ポイントだ。

気づくか、気付かないかで、人生は大きく色を変えるだろう。
私はもう大人になってしまって、取り戻せないことも多いけれど、
この本には勇気と背中を押す力をもらった。

地味な表紙に臆さず、若い学生にぜひ。

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