神(サムシング・グレート)と見えない世界(祥伝社新書308) の感想

一言。
とても大切な教えが書かれている。
もっと話題になるべきであった。
今からでも遅くない皆読むべきであろう。

本書は、著書『人は死なない−ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索−』（バジリコ）の著者で、
東大教授であり医学部附属病院救急部・集中治療部部長、医学博士・矢作直樹氏と

著書『〔文庫〕生命の暗号 (サンマーク文庫)』の著者で、
筑波大学名誉教授（農学博士）・酵素「レニン」の遺伝子解読に成功され、その分野の世界的権威である村上和雄氏の対談集です。

両氏の著書はすでに数冊読んでいますが、今回の対談では、医療に携わる矢作氏と、遺伝子学に携わる村上氏という
異なるジャンルのエキスパートという取り合わせがとても面白く、１日で一気に読み上げました。
難解な言葉の意味もカッコ書きで補足されていて、細やかな配慮を感じながら読み進められます。

対談全体を通して、お二方のそれぞれの「見えない世界」への認識を“円”で表すなら、
その２つの円がほぼ重なり合う形で、「新しい時代の認識」へと導かれたような読後感を持ちました。

現役の東大教授と世界的権威の科学者という対談。
モチーフは「神」「あの世」「魂」「霊」「祈り」「奇跡」等。
こういうジャンルの本を既に千冊以上読み、いくつかの体験をしてきた私にとって、
両氏のような立場の方が、公に「見えない世界」を語ってくれるのは、とても嬉しく、エールを送りたくなります。
「やっとそういう時代になってきた」・・・と思えます。
これまでは、隠れキリシタンのように？（笑）