Canon EOS 6D 完全マスターガイド (アサヒカメラ特別編集) の感想

EOS 60Dからのステップアップ組です。フルサイズのカメラを購入する前に、事前調査のために入手しました。（というより、当時はこの本しかなかった）
カメラの機能全体を網羅しているだけでなく、親切丁寧な説明に好印象を持ちました。文字通り、本当に「完全マスターガイド」です。この本のおかげで、6Dを購入することを決めることにしました。その意味で、他社製品からの乗り換え組や、購入するための下調べなどには最適な一冊といえるでしょう。

この本を購入してから一月がたちましたが、6Dの所有者にとって、マニュアルの副読本として役に立ち、いろいろと知らなかった機能を調べるにも役に立ちました。

ですが、デジタル一眼レフを初めて触る方でも十分読めるように配慮しているのでしょうか、読み飛ばすところが少なからずありました。親切丁寧な説明が、時には邪魔になることもあります。でも、このことは、読者の対象を広くしてあることに他ならず、誰が読んでも、それなりに満足できる本になっています。その意味でも、マニュアルの副読本として良書であると確信するようになりました。

ただ、「本当に、6Dの購入層にマッチしている本だろうか？」と、いまでも疑問があります。むしろ、エントリークラスからの乗り換え組に、フルサイズの魅力をもう少し書いてほしいと思いました。どうでしょうか？