認知科学への招待 の感想

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参照データ

タイトル認知科学への招待
発売日販売日未定
製作者苫米地 英人
販売元サイゾー
JANコード9784904209394
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

認知科学への招待、というタイトルは内容にあっていて上手いと思いました。

本書は基本的なスタンスとして入門者向けの読み物だと思いますが、ざっくりとした技術的・専門的な内容や概念が出てきます。
しかし認知科学という学問の成り立ちから現在までの発展という形で話が進んでいくので、技術的な話もそれに沿って出てくるため、順序立てて理解できると思います。

例) こういう概念・考え方が誕生し研究されました。結果、その考え方ではこういう欠点があります、こういう問題は解決されません。
そこで新たにこういう考え方が生まれ研究されました、でもこの欠点があります。そのためこの考え方を発展させて新たに・・・

みたいな感じです。

他のレビューにもあるように超情報場仮説については確かに興味深かったです。
ただ、本書はあくまでも「認知科学への招待」なので、どういう考え方なのかという概要レベルの説明はありましたが、詳しく書かれているわけではないです。

全体を通して、著者のご立派な経歴とご活躍が随所に散りばめられており辟易しました。
著者の経験や体験・考えに沿って書かれていることは承知していますが、その情報必要か?って思います。
経歴自慢するのは著者略歴だけで十分でしょ。
肩書きの着いたお偉いさんの執筆なさる本ではよくあることですが、
私のような権威や肩書に鈍感で学のない人間が読むと嫉妬してしまい内容に集中できないので控えて頂きたいですね。
純粋に内容で勝負してほしいです。

著者は何が伝えたかったのか。
確かに認知科学の面白さや魅力は伝わりました。でも、それだけではなかったように思います。
認知科学の魅力と共に、第一線でご活躍される著者の慢心が伝わってきました。

しかし、本書はそれを差し引いても認知科学に興味があれば、我慢して一読する価値はあります。
大学教授などのお偉いさんが書いた(学生がごますりで買ったり買わされたりするだけの)独りよがりで何の役にも立たない書物とは違います。

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