サイゾー2015年3月号【ニッポンのタブー2015】 の感想

サイゾーが年に１回出す「タブー特集」ということで、早速購入してみました。
流石に、このご時世で新たなタブーを探し出すのは難しいと思いますが、期待を裏切らずにタブーを書いてくれてました。
タブーといえば定番の新興宗教が見当たりませんが、これは別冊で「タブー宗教学」を出しているから？
まあ、宗教については、タブーかどうかは分かりませんが、社会学者と宗教学者の真面目な対談も掲載されてます。
カレントに乗ったタブーは全体的に少ない印象でしたが、ゴーストライター（ゴースト作曲家？）の新垣隆さんへのインタビューや、おきまりの芸能モノ、皇室モノ、公安モノ、在日モノが網羅されており、昨年１年のタブー総集編という感じですね。
あと、意外というか真面目に勉強になった記事は、「イスラム過激派の文化的背景」と今流行りの「ピケディ」ではないでしょうか。
ピケティとは？という特集が他の雑誌や新書でも溢れてますが、ここはサイゾー！あえて逆張りで「ピケティー以外」の経済論文を紹介しています。それと、阪大副学長の記事は面白かったですね。ピケティ関連の本を何冊か読みましたが、ピケディの理論を日本にそのまま持ち込めない理由について、この記事が一番ストンときました。
サイゾーが年に１度の節目？として作っているものだけあり、読み応えありました。買ってその日に全部読んじゃったぐらいですから。