ゴジラ漫画コレクション 1954-58 (復刻名作漫画シリーズ) の感想

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小学校の頃、一度だけ貸本屋で読んだ事のある、藤田茂の「ゴジラ」に今回再会する事が出来、感激で胸が一杯です。今見ると、絵は結構ラフで荒く、ゴジラの絵も定まってないような感じもするのですが、ビミョーに怪獣マインドをくすぐられる絵で、魅了されています。この流れで、次はぜひ、私の小学校の頃の愛読書「大怪獣バラン」（あかしや書房・藤田茂）を復刻して下さい。「バラン」と共に愛読していた「ラドン」（あかしや書房・藤田茂）や、存在は知っていたが読めなかった「続ラドン」（あかしや書房・藤田茂）も是非読んでみたい！！

　今年は、ゴジラ生誕60周年です。日本版ゴジラは、終止符を打ってもうかなりの年月が経ちますが、
　ハリウッド版GODZILLAげ全世界でヒットし、我が国でも公開中です。この結果次第では、東宝版ゴジラも復活するかな？？！！
　というわけで、小学館クリエイティブから本書が発売されました。こんな機会でもなければ、先ず復刻されそうにもない作品ばかりです。
　収録作品は、下記のとおりです。　　　1：科学冒険絵ものがたりゴジラ（阿部和助）　おもしろブック　1954年10月号本誌＆11月号付録
　2：ゴジラ（杉浦茂）　少年クラブ　1955年3月号付録　3：大あばれゴジラ（杉浦茂）　おもしろブック　1955年6月号付録「別冊おもしろブック」
　4：ゴジラ　続・ゴジラ　アンギラスの逆襲（藤田茂）　あかしや書房
　いずれの作品も、東宝映画　ゴジラ（1954年11/3公開）、ゴジラの逆襲（1955年4/24公開）　をもとにマンガ化された作品です。
　1：ゴジラのデザインを考案したと言われている阿部和助さんの絵物語です（ただしどの程度関与されているのかは不明です）。
　この当時は、今では信じられませんが、絵物語が非常にポピュラーで、漫画雑誌にも必ず数作が掲載されていました。
　本作は、かなり映画作品に忠実で、さすが山川惣治さんの弟子だけあって、画にも迫力があります。
　2：本作品は、掲載時期から見て、ゴジラの逆襲に合わせた作品のようです。しかし、杉浦茂さんとゴジラ、これはシュールですね！！　
　しかし、この作品は、まだ映画の内容にかろうじて、準じています。
　3：これは、杉浦さんの本領発揮で、ナンセンス、シュールの極みのマンガです。杉浦ワールド満開の作品になっています。
　私は、この作品を当時、マンガで読んだ記憶があります。
　4：これは、貸本マンガとして出版された作品で、私は未読でした。東宝版　ゴジラ、ゴジラの逆襲　に割合に忠実にマンガ化されています。
　カラー・ページも忠実に再現されています。なお、藤田さんは、美女と液体人間、大怪獣バラン　等、