ネットマネー 2014年 10月号 [雑誌] の感想

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参照データ

タイトルネットマネー 2014年 10月号 [雑誌]
発売日2014-08-21
販売元日本工業新聞社
JANコード4910072451043
カテゴリ »  » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営

購入者の感想

ダウの犬という投資戦略はもはやありふれているようで実行は意外に難しい。理由は単純で、規模が大きくて配当が高い企業の株を上から順に買うのは簡単でも長期間持つというのが意外に難しいからだ。その意味で、「10年持てる」というのは良い売り文句だ。ただ、上げられているのはYahoo!ファイナンスとかでも容易にスキミングできそうな銘柄がほとんど。それほど、面白くはない。

付録は株主優待カレンダーの下半期版。株主優待をゲットするタイミングを確認する以外にもそれぞれの月の経済イベントが簡単に書かれている。むしろこちらの方が役に立ちそう。

引っかかったのはさわかみ投信の記事。広告に等しい内容だが、引っかかったのはそこではない。同社は例の名物会長が広告塔を務めているが、息子が社長とは知らなかった。他人のお金を預かる投信会社のトップが親子というのは良くない。戦後、同族経営の中小証券会社が族生したがその多くは何度か襲った証券不況に消えた。生き残ったのは大手の系列に入ったものがほとんどで、松井証券のように成長を続けたのは例外だ。いささか不安を感じる。

コラムは北尾吉孝氏が習近平体制について述べている。見解は中国が10年程度で共産党一党独裁から脱し国際社会で地位を確立するというもの。しかし、これは楽観に過ぎる。中国がシャドーバンキングをある程度コントロールしつつあるのは結構なことだ。ただ、そのために中央政府が相当な資金を市場に投入したと考えるべきだ。これを飴とすると鞭もある。汚職官僚と政治家を切ったが元中央政治委員を捕縛したのだから大したものだ。習近平の権力が毛沢東や小平の水準に近づきつつあることは疑いない。ただそれが安定したものとなるかは意見が分かれるだろう。少なくとも強権化と民主化の整合性を取ることはできない。北尾氏はその点の認識が薄いようだ。

同志社の紫おばさんはロンドンはシティーの歴史講義を書き連ねているが、要はアベノミクスは自分の理論に合わないから反対というもの。もう、要らんでしょ、これ。

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