月刊正論2015年2月号 の感想

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タイトル月刊正論2015年2月号
発売日2014-12-26
販売元日本工業新聞社
JANコード4910055990255
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合

購入者の感想

保守派は、日本を過去・現在・未来と、線をつなぐように論じますが、左派(進歩派)は、イデオロギー(彼らの理想)に執着するあまり、現実をありのままに見ることが出来ず、従って過去は暗黒、現在は反日、未来は(子供のように)無邪気に亡国を語る存在です。
日本を巡る過去・現在・未来が凝縮された記事として、今月号の後半にある、南洋パラオ共和国での、終戦間近のペリリュー島における日米攻防戦(敵将だったニミッツ提督から日本軍を讃える言葉がペリリュー神社の碑に刻まれている!)と、その70周年記念式典(日米に加え、豪州も参加!)の様子、さらには中国資本によるパラオ諸島乗取りへの暗躍と言った、太平洋を巡る国際情勢について、大変興味深い記事があり、短いながら、記憶に留めるべきと思いました。
もう一つ、短いながら日本を語る記事として、ご存知 水島聡(チャンネル桜 代表)さんの連載の中で、昨年逝去した2人の映画人について述べています。高倉健さんは、過去から連綿と続く美徳を持った日本人を演じたのに対し、菅原文太さんは、戦後の欲にまみれてギラギラした、日本と言う顔を無くした単なる「人」を演じた。それは時代がそうさせたのだ、と論じています。
水島さんは続けて、文化人をも前者と後者に分類していますが、前者の代表が小津安二郎で、後者に黒澤明や大江健三郎が入るとのこと。小津さんが前者なのはまあ分かるとして、黒澤さんが後者(日本人でない)とするのは如何かなと思いました。この辺が水島さんらしいのかも。

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