仮想通貨革命 の感想
参照データ
タイトル | 仮想通貨革命 |
発売日 | 2014-08-04 |
製作者 | 野口 悠紀雄 |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
野口悠紀雄さんの最新作。
ビットコインを取り巻く現在の状況と新技術の意義について述べている。
2014年2月に起こったビットコイン両替所であるマウントゴックスの破綻では
ビットコイン=危険のような間違った認識が広がったという指摘はなるほどと思った。
一両替所が破綻した事と通貨の破綻は違うのであると。
むしろ中国政府はビットコインの規制に乗り出したし
何よりビットコインは恐るべき潜在性があることを認めたのだ。
まえがきにも書いていたのだが、ウクライナでのロシアに抵抗する人々が
ネット上でビットコインでの支援を求めるためにQRコードを写真で提示している。
ギリシャなど財政破綻国家では自国通貨からビットコインに逃避する事態になった。
このことは国が無責任な金融政策を続けようとする政府行動を制約する。
本書P196で日本の放漫財政と国債貨幣化、日銀の独立性侵害を続ける金融政策を
批判し、本当に規制と監視が必要なのはビットコインではなく国の通貨であるという
指摘にはハッとさせられた。
本書ではニュースなどでのビットコインの解説からもうワンランク上の解説が続く。
特に国際送金の手数料を劇的に減らす事が可能であること。
ブロックチェーンという技術によって二重払いの問題を解決した事。
ビットコインなどの登場はかつてのインターネットが登場したのと
匹敵する大きな変化をもたらす可能性があるという。
確かに最初の頃のネットは不十分であるだけではなく
否定的な面もよく見えたものだ。
2000年頃の我が家でもPCはあった。しかし十分に活用していなかった。
今ではネットの無い生活は考えられないほどだ。
新しい技術はいつの時代も過小評価されがちなのだ。
IT革命しかり、電話の登場しかり・・当初電話の重要性が分からず
おもちゃとみなされた時代もあった。
今後ビットコインをはじめとするこれらの技術が進歩し社会を大きく変化させる事だろう。
ビットコインを取り巻く現在の状況と新技術の意義について述べている。
2014年2月に起こったビットコイン両替所であるマウントゴックスの破綻では
ビットコイン=危険のような間違った認識が広がったという指摘はなるほどと思った。
一両替所が破綻した事と通貨の破綻は違うのであると。
むしろ中国政府はビットコインの規制に乗り出したし
何よりビットコインは恐るべき潜在性があることを認めたのだ。
まえがきにも書いていたのだが、ウクライナでのロシアに抵抗する人々が
ネット上でビットコインでの支援を求めるためにQRコードを写真で提示している。
ギリシャなど財政破綻国家では自国通貨からビットコインに逃避する事態になった。
このことは国が無責任な金融政策を続けようとする政府行動を制約する。
本書P196で日本の放漫財政と国債貨幣化、日銀の独立性侵害を続ける金融政策を
批判し、本当に規制と監視が必要なのはビットコインではなく国の通貨であるという
指摘にはハッとさせられた。
本書ではニュースなどでのビットコインの解説からもうワンランク上の解説が続く。
特に国際送金の手数料を劇的に減らす事が可能であること。
ブロックチェーンという技術によって二重払いの問題を解決した事。
ビットコインなどの登場はかつてのインターネットが登場したのと
匹敵する大きな変化をもたらす可能性があるという。
確かに最初の頃のネットは不十分であるだけではなく
否定的な面もよく見えたものだ。
2000年頃の我が家でもPCはあった。しかし十分に活用していなかった。
今ではネットの無い生活は考えられないほどだ。
新しい技術はいつの時代も過小評価されがちなのだ。
IT革命しかり、電話の登場しかり・・当初電話の重要性が分からず
おもちゃとみなされた時代もあった。
今後ビットコインをはじめとするこれらの技術が進歩し社会を大きく変化させる事だろう。