ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法 の感想

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参照データ

タイトルドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法
発売日販売日未定
製作者ウィリアム A. ヴァンス
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478006900
カテゴリ語学・辞事典・年鑑 » 英語 » ビジネス英語 » 英文レター・Eメール

購入者の感想

米国4年制大学を卒業し、外資系企業で働く者です。
本書は日本人英語学習者が、初学者の段階から中級者、上級者と変わる各段階で何度も繰り返して読みたい本です。

とかく学習というと、大量インプット、あるいは、アウトプットというように、がむしゃらに量をこなすことに陥りがちですが、果たしてその方法の費用対効果を熟慮したことがあるでしょうか?
たとえ学習を始めるのが10代であっても、時間は有限です。本書の素晴らしい点は、日本人学習者が陥りやすい点を考慮してその改善点を上げている点、さらに、どのレベルの学習者でもすぐに始められる内容である点です。英語発信力を高めるには、一生のうちにどれだけ遭遇するかわからないような会話のパターンを大量に暗記するよりも、自分の中にフレームワークをつくり、実際に遭遇する場面場面で主体的に考え発信していくことです。本書はそのようなフレームワークを構築する手助けをしてくれます。

例として、意味のかたまりを文節として捉えて、スピーキングの際に、カンマでは1秒、ピリオドで2秒、間を入れる(ポーズを取る)メソッドです。文節の取り方はいわゆるスラッシュリーディングの考え方でおなじみとなっていると思いますが、英文を音読の際にこの習慣を意識せずともできるようになれば、それだけで伝わりやすいスピーキングになります。

音のリンキングは学校では教えてくれないかもしれませんが、英語を書き言葉としてではなく、音声(話し言葉)としてとらえることの大事さを示唆しています。リンキングやリエゾンについては別書でさらに深く学習する必要があります。

英語による雑談についても、専門的な話題はまだできるが、いわゆる雑談(スモールトーク)に苦手意識がある人に対して、簡潔に、そして具体的にアドバイスされています。

さらに、日本人の思考特性を考慮して、スピーキングのロジックをどのように構成するかを説明しています。この点は、ライティング本やコンサルティング本によく出て来るトピックですが、すぐに開始できる具体的な方法が書かれています。

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