THE END OF THE WORLD の感想

BEST OF MUCCあたりから本格的にハマッたムック。
球体を最後にアルバム・シングルともに購入にいたれず、ライブにも暫く足を運んでいなかったが
シャングリラで再び音源を購入したくなり、久々にライブにも足を運び、このアルバムの購入にいたった。
このアルバムは、アルバムだけでなくツアーも最高だった。
THE END OF THE WORLDを国立代々木競技場第一体育館で聴いたときは、思わず涙しそうになった。
個人的な好みになってしまうけど、シャングリラより捨て曲なしだと思う。
音源も勿論良いのだが、とにかくライブが良いバンドだと改めて感じた。

私としては「球体」以来の良盤。
メタリックなムックが還ってきた。
前作とのリピート数の違いときたら・・・・・。

前作は取って付けたようなブレイクダウンに
「はぁ？」となったが、
#2、#3で聴けるように、今回はしっかりと整合性の取れた
激烈なメタルテイストが主軸。
あくまでEDMは味付け程度。このバランスが良い。
“ドゥ~ン！！・・・”って重低音の同期であっさり萌えた。
Fear Factoryの「SHOCK」で受けたショックを彷彿。
きもちいぃッス！！
全体通してライヴ想定確信犯。
「HEY! DANCE! MASH MORE」
「DIVE or FLY!」
なんて、普通シャウト文言は歌詞カードに載せない。ズルい。
掛け声とか、ここで叫んでね要求があからさま。
こりゃ久々に楽しそう。
#10は「名も無き夢」の代替曲が遂に登場。サビの歌い出しが
「転がって」など、コロダイ煽ってませんか~？？

”END”というキーワードでコンセプトされると、
こうも威力を発揮する彼らの素地。
哀愁の泣きメロも多く、素直にメッセージが刺さる。
このどうしようもない世界を批判こそすれ、メジャーなムックは絶望で
留まらず希望を捨てない（アウトロの転調も多い←嫌いだが）。
“終わりは始まりでもある”　
今や誰でも使う陳腐化した観念だが、伝わったぞムック。

俺得の解釈。
エレクトロムックが終わり、メタルムックが始まる光明ｗｗ