びっくり先進国ドイツ (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルびっくり先進国ドイツ (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者熊谷 徹
販売元新潮社
JANコード9784101322322
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

ドイツに14年間住んでいた(当時)、日本一とも言えるドイツ在住ジャーナリストである熊谷氏が、自身のドイツでの生活の経験を踏まえて、ドイツに関する様々なトピックを述べた本。日本を始めとする諸国との比較が非常に分かりやすく述べられており、客観的にドイツを捉えることが出来る。
比較的砕けた表現でドイツが楽しく紹介されているので、現在存在するドイツ入門書としては最も良いものの一冊といえる。

表題のような内容を期待していましたが,
内容は「日本人在住者のドイツ雑感」といったものです.
最初の1/4くらいは日本人が持っているドイツ人に対するイメージを覆すもので,
興味深く読めましたが,
残りは,「ドイツ雑感」「ドイツエッセイ」とでもいうべき個人的な書き方・内容です.
ドイツ解説本はなぜこういう個人趣味的なものが多いのか・・・
文章としては大変読みやすく好感が持てます.すらすらと1日でよめました.

アメリカ文化や韓流を始めとするアジア文化は入ってきます。

しかし、ヨーロッパの情報となると、あまり入ってきません。

ドイツのことになると皆無に等しいです。

20年近くドイツに滞在する著者が、日本人の視点から見るドイツ人の生活や社会保障について書いています。

逆に、ドイツ人から見る日本についても書かれています。

本のイラストは著者本人によるもので、街の情景が目に浮かびます。

ただ、ドイツのことを褒め称えるだけではなく、良い面と悪い面を客観的に紹介しています。

海外の情報を報告する本は数多もある。しかし、その情報が信頼に足るものであるには二つの要件が必要だと思われる。その情報をしっかりと観察する時間をかけていることと、その情報を的確に分析する能力である。さらに、その分析結果を分かりやすく文章化できる能力が、本としての価値を高めるためには必要だ。本書の著者は、ドイツに16年間生活をし、現地に根付いた観察を続けてきている。さらには、ジャーナリストであるので、その分析能力は専門分野であり、優れている。さらには文章力もあり、おまけにイラストレーターとしての才もある。

私は多くのドイツ紹介本を読んできたが、その中でも熊谷氏は現地の生活者の視点から的確にドイツの実情を把握しており、大変参考になる。以前、私自身、ドイツにも住んだこともあるが、その時に抱いた疑問点などが随分と氷解された。等身大のドイツが理解できる良書であると思われる。

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