エコ論争の真贋 (新潮新書) の感想
参照データ
タイトル | エコ論争の真贋 (新潮新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤倉 良 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784106104060 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 環境問題 |
購入者の感想
元環境庁の技官である著者が、「エコは嘘、偽善である」という最近たくさん出版されている本に反論する。
テーマは「ゴミとリサイクル」「地球温暖化」「生物多様性」である。
このうち僕が最も関心があるのは、「生物多様性」であるが、
これを保持しなければいけない理由はまたしてもわからなかった。
感情論で「絶滅はかわいそう」という意見はわかるが、
それ以外に納得できる理由は本書には書かれてはいないのである。
ただし、感情的に直感で言ったときは大事なことを見抜いていることがあるので注意しなければならないとは思う。
作物を襲う害虫や病原菌は生物であるが、これらも「生物多様性」の範疇に含まれるかというと、
その線引きは至極難しくなるのではないか。
害虫も病原菌も絶滅させてはならないとなると、
それでは大悪法「生類憐みの令」と同じである。
だれか「生物多様性」を保持することが大切な真に科学的な理由を教えてください。
ところで、本書のあとがき「エコは高くつく」には大いに納得した。
高くつくからビジネスになる、ビジネスになるから利権が発生する。
そういうサイクルに陥ることだけは厳に避けなければならない。
テーマは「ゴミとリサイクル」「地球温暖化」「生物多様性」である。
このうち僕が最も関心があるのは、「生物多様性」であるが、
これを保持しなければいけない理由はまたしてもわからなかった。
感情論で「絶滅はかわいそう」という意見はわかるが、
それ以外に納得できる理由は本書には書かれてはいないのである。
ただし、感情的に直感で言ったときは大事なことを見抜いていることがあるので注意しなければならないとは思う。
作物を襲う害虫や病原菌は生物であるが、これらも「生物多様性」の範疇に含まれるかというと、
その線引きは至極難しくなるのではないか。
害虫も病原菌も絶滅させてはならないとなると、
それでは大悪法「生類憐みの令」と同じである。
だれか「生物多様性」を保持することが大切な真に科学的な理由を教えてください。
ところで、本書のあとがき「エコは高くつく」には大いに納得した。
高くつくからビジネスになる、ビジネスになるから利権が発生する。
そういうサイクルに陥ることだけは厳に避けなければならない。