運がいいと言われる人の脳科学 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル運がいいと言われる人の脳科学 (新潮文庫)
発売日2011-11-28
製作者黒川 伊保子
販売元新潮社
JANコード9784101279534
カテゴリ » ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学

購入者の感想

 著者の解説されている科学の知見がどの程度確かなのか判断するに足る科学の教養を有していないので、面白いなぁと思いつつも鵜呑みにしないよう気をつけて読みました。本書を手に取ったのは、『マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書』の中で著者の大嶋祥誉さんが、本書94頁の「本質を知る脳、本質脳になるのは55歳ころだ」と書かれている部分を引用されており、ちょっとした期待と希望をもったことがきっかけです。「本質脳」なんてそれらしい専門(?)用語が使われており、大丈夫かなと思う面もありますが、ここは読者が判断すべきところでしょう。
 
 その他、本書を読んでハッとしたのは次の一節です。「いいプロとは、生来の才能の他に、『どうにも苦手だけど、したくてたまらないこと=憧れ』を併せ持っている者を言う..後天的に手に入れた才能は、ぶれにくく、微調整が利く。経年劣化が少なく、言葉にしやすいので、哲学として語ることができ、後輩を育てる重要なキーにもなる.」 

 これを読んで、ある種の憧れを原動力として高みを上る異常な努力をする者がプロなのだという、有益な示唆が得られました。これは大変優れたプロ論だと思います。読んでよかったです。

科学者である著者が脳科学の観点から
徹底的に研究した「スジの良い脳」!

「自分の脳を
スジが良い脳にして その状態を継続させると、
持って生まれたきらめくような個性を
最も生きやすい方向に使える!」

それらのヒントが 夜空の星のように
各章に散りばめられています!

読みたいところから読んでもOKです。

私が大いに納得したのは
「どうにも苦手だけど、したくてたまらないこと」を
水面下で苦しんで手に入れたら
やがていぶし銀の輝きを呈するようになる。
こうして 後天的に手にいれた才能は
ぶれにくく、微調整が利く。経年劣化が少なく
ことばにしやすいので、哲学として語ることができ、
後輩を育てる重要なキーになる。という箇所です。

迷ったら何度も読み返したい本です。

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