Justice: What's the Right Thing to Do? の感想
参照データ
タイトル | Justice: What's the Right Thing to Do? |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Michael J. Sandel |
販売元 | Farrar Straus & Giroux |
JANコード | 9780374532505 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
NHK教育TVの「ハーバード白熱教室」についての新聞記事を読み,途中から番組を見て惹きつけられてしまいました。マイケル・サンデル教授の講義はマイクをもった数名のアシスタントが,発言の機会を与えられて挙手し,教授から指名された学生にマイクを渡し,直接教授とやりとりをしながら進行するものです。対話型であることがポイントで,ソクラテスの問答法を利用しているように思います。どのような言葉が学生側から出てくるのか予想できるものもあれば,予想できないものもあるはずですから,TVで公開することを前提にこのタイプの授業を行うのはとても勇気のいることではないかと思われます。サンデル教授もすごいのですが,学生も堂々と授業に参加しており,アメリカの教育水準の高さに(トップ校ですが)これでは日本の大学はかなわないと思いました。また,こういう教育を受けて鍛えられた上で政治の世界に入る人たちに,日本の政治家や官僚は太刀打ちできるのだろうかとも思いました。
翻訳がでることは知っていましたが,原書のほうがわかりやすそうだったので,早速入手し読み始めました。本の中では学生と対話することはできませんから,筆者自身との対話,あるいは読者との対話という形に変わるものの,番組の中で取り上げられている議論が取り上げられており,番組を見ながら,あるいは見る前に読むと理解が深まるようになると思いました。サンデル教授は番組のホームページを持っており,いつでも番組が見られますので(英語ですが)それと併せて読み進めるとよいと思いました。
翻訳がでることは知っていましたが,原書のほうがわかりやすそうだったので,早速入手し読み始めました。本の中では学生と対話することはできませんから,筆者自身との対話,あるいは読者との対話という形に変わるものの,番組の中で取り上げられている議論が取り上げられており,番組を見ながら,あるいは見る前に読むと理解が深まるようになると思いました。サンデル教授は番組のホームページを持っており,いつでも番組が見られますので(英語ですが)それと併せて読み進めるとよいと思いました。