高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書) の感想
参照データ
タイトル | 高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書) |
発売日 | 2014-02-18 |
製作者 | 大理 奈穂子 |
販売元 | 光文社 |
JANコード | 9784334037840 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
本書は、3人の「高学歴」女子が自らの境遇や思いを綴った本です。
登場する3人が置かれた立場は、(a) 大学の非常勤講師を長年続けて低賃金・生活苦にあえいでいる人(大理奈穂子さん)、(b) あまり熱心とも思えない就職活動を「のほほん」と行った結果、ライターを生業としている人(栗田隆子さん)、(c) 東京藝大卒業でアート作家をしていた人(大野左紀子さん)というように様々です。
私は、本書を読み進めながら、(a) 大理さんについては「筑波大学を卒業後、いったんきちんと就職していたのに改めてお茶の水女子大に入学し、博士課程に進学。このように自らあえて選んで進んだ進路なのに、恨みつらみばかり言うのはどうか。読んでいて共感できない。」と思いました。また、(b) 栗田さんについては「本人があまりにも世間世知らずで、のほほんとしていた結果就職できていないだけ。また、学界にパジャマ姿で来るなど非常識。こんな人は、昨今の就職難の時代を必死で生きてきた女性から見れば、『いいかげんにしろ!』と言いたくなるのでは?」と思ってしまうほどです。
最後の大野さんは読んでいて好感の持てるお人柄ですが、氏は配偶者の経済的恩恵もあってあまり「貧困」ではない様子。自ら書かれているように、「高学歴女子は貧困に陥りやすい」という問題ではなく、「(男女にかかわらず)アートでは生活が成り立ちにくい」ということを書いているにすぎません。
やや好感の持てる大野さんの執筆ページが約35ページと少なく、残りの2氏の執筆ページは私にとっては共感できない、むしろ「何を言っているんだか・・・・」という感じだったので、全体としてこの本は相当に残念な本でした。こんな3人で「高学歴女子」の姿を描きだしているとは到底思えません。
この本は、「こんな低レベルの本でも、出版できるのか」と感じるほどつまらない本でした。私はこの本をお薦めしません。
登場する3人が置かれた立場は、(a) 大学の非常勤講師を長年続けて低賃金・生活苦にあえいでいる人(大理奈穂子さん)、(b) あまり熱心とも思えない就職活動を「のほほん」と行った結果、ライターを生業としている人(栗田隆子さん)、(c) 東京藝大卒業でアート作家をしていた人(大野左紀子さん)というように様々です。
私は、本書を読み進めながら、(a) 大理さんについては「筑波大学を卒業後、いったんきちんと就職していたのに改めてお茶の水女子大に入学し、博士課程に進学。このように自らあえて選んで進んだ進路なのに、恨みつらみばかり言うのはどうか。読んでいて共感できない。」と思いました。また、(b) 栗田さんについては「本人があまりにも世間世知らずで、のほほんとしていた結果就職できていないだけ。また、学界にパジャマ姿で来るなど非常識。こんな人は、昨今の就職難の時代を必死で生きてきた女性から見れば、『いいかげんにしろ!』と言いたくなるのでは?」と思ってしまうほどです。
最後の大野さんは読んでいて好感の持てるお人柄ですが、氏は配偶者の経済的恩恵もあってあまり「貧困」ではない様子。自ら書かれているように、「高学歴女子は貧困に陥りやすい」という問題ではなく、「(男女にかかわらず)アートでは生活が成り立ちにくい」ということを書いているにすぎません。
やや好感の持てる大野さんの執筆ページが約35ページと少なく、残りの2氏の執筆ページは私にとっては共感できない、むしろ「何を言っているんだか・・・・」という感じだったので、全体としてこの本は相当に残念な本でした。こんな3人で「高学歴女子」の姿を描きだしているとは到底思えません。
この本は、「こんな低レベルの本でも、出版できるのか」と感じるほどつまらない本でした。私はこの本をお薦めしません。