まんがサイエンス 14 科学とつきあう方法 (ノーラコミックス) の感想
参照データ
タイトル | まんがサイエンス 14 科学とつきあう方法 (ノーラコミックス) |
発売日 | 2014-06-27 |
製作者 | あさりよしとお |
販売元 | 学研教育出版 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 絵本・児童書 » 学習まんが |
購入者の感想
奥書の方を見ると、初出が電子書籍だったりと時代の変遷を感じる。
しかし、流石はあさりよしとお氏というか、のっけから「放射性物質」と「放射線」の定義説明。
続く話では「核分裂」と「半減期カーブ」(こんなに解りやすい図説も中々お目にかかれない)。
そして「ヒッグス粒子」で、我々が「世界として認識しているモノ」の表層性をサラッと流す。
畳み掛けた後で、「天の川」と、科学漫画らしく振る舞う。
これはもう科学好きの大人の読み物に成ってしまっている。なんせ26年やってらっしゃるのだ。
私が、あさりよしとお氏の科学漫画を知ったのは、(中学生から氏のファンでありながら)二十歳前だった。
当時の最先端技術の話も、原理的な解説が多く、また先進性の高さから、今読み直しても十二分に面白い。
しかし、時は流れ、私のようなSFファンの技術屋くずれでさえ、科学・技術・理論・原理の華やかさ、楽しさを忘れがちになってしまっている。
科学とはロジックに裏打ちされた再現性のある夢なのだ。少なくとも、そういう側面を持った人類の希望なのだと思う。
科学漫画は、その夢を、少年少女(或いはかつての少年少女)に解りやすく語りかけるマストアイテム足り得る。
普通に漫画としても面白い。☆5つでは足りない。あさりよしと氏は、本当に素敵な仕事をされるなぁ。
しかし、流石はあさりよしとお氏というか、のっけから「放射性物質」と「放射線」の定義説明。
続く話では「核分裂」と「半減期カーブ」(こんなに解りやすい図説も中々お目にかかれない)。
そして「ヒッグス粒子」で、我々が「世界として認識しているモノ」の表層性をサラッと流す。
畳み掛けた後で、「天の川」と、科学漫画らしく振る舞う。
これはもう科学好きの大人の読み物に成ってしまっている。なんせ26年やってらっしゃるのだ。
私が、あさりよしとお氏の科学漫画を知ったのは、(中学生から氏のファンでありながら)二十歳前だった。
当時の最先端技術の話も、原理的な解説が多く、また先進性の高さから、今読み直しても十二分に面白い。
しかし、時は流れ、私のようなSFファンの技術屋くずれでさえ、科学・技術・理論・原理の華やかさ、楽しさを忘れがちになってしまっている。
科学とはロジックに裏打ちされた再現性のある夢なのだ。少なくとも、そういう側面を持った人類の希望なのだと思う。
科学漫画は、その夢を、少年少女(或いはかつての少年少女)に解りやすく語りかけるマストアイテム足り得る。
普通に漫画としても面白い。☆5つでは足りない。あさりよしと氏は、本当に素敵な仕事をされるなぁ。