日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット) の感想
参照データ
タイトル | 日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 想田 和弘 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784002708850 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
購入後、一気に読了。
今の日本の社会と政治が抱える問題が、鋭く、かつ分かりやすく、著者の経験を踏まえて率直に語られています。
第3章に出てくる「消費者民主主義」という切口は新鮮。主権者の意識が、民主主義の「主体」から「客体」に変化してきていることに、危機感を覚える。
それに対して、表現の自由など自らの人権が脅かされる場面で、「不戦敗」をしないことの大切さ。著者は、そのことを、自らの体験を通じて、私たちに語りかけている。
民主主義に「実」を入れるのは、主権者である私たち一人ひとり。そのことを実感するとともに、日常のなにげない小さな実践の大切さを教えてくれ、読後には「そうだよな。そうすればいいんだよな」という共感が生まれる。危機感で終わらず、勇気と展望が生まれる良書。
今の日本の社会と政治が抱える問題が、鋭く、かつ分かりやすく、著者の経験を踏まえて率直に語られています。
第3章に出てくる「消費者民主主義」という切口は新鮮。主権者の意識が、民主主義の「主体」から「客体」に変化してきていることに、危機感を覚える。
それに対して、表現の自由など自らの人権が脅かされる場面で、「不戦敗」をしないことの大切さ。著者は、そのことを、自らの体験を通じて、私たちに語りかけている。
民主主義に「実」を入れるのは、主権者である私たち一人ひとり。そのことを実感するとともに、日常のなにげない小さな実践の大切さを教えてくれ、読後には「そうだよな。そうすればいいんだよな」という共感が生まれる。危機感で終わらず、勇気と展望が生まれる良書。