Javaでなぜつくるのか 知っておきたいJavaプログラミングの基礎知識 の感想
参照データ
タイトル | Javaでなぜつくるのか 知っておきたいJavaプログラミングの基礎知識 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 米持 幸寿 |
販売元 | 日経BP社 |
JANコード | 9784822281960 |
カテゴリ | コンピュータ・IT » インターネット・Web開発 » Web開発 » Java |
購入者の感想
Java初心者にJavaを教える必要があって、定評のあるシリーズのこの本を買いました。まず、この本が意図しているのは、「Javaが受け入れられている理由と、それを支えているメカニズムが分かる」ということであって、「この本を読めば、Javaのプログラムを書けるようになる」ということではないということを強調しておきます。
プログラム初心者の方が、Javaの勉強のために読むのには適しません。間違って買うことが無いように、気をつけてください。この本がもっとも役に立つのは、「かつてプログラマ、SEとして働いていたが、今はマネージャ職をしていて、『Javaとは何なのか』知る必要が出てきた人」ではないでしょうか。プログラム(特にC,C++)の経験がある人が、Javaのメリットを理解するための本だと思うのです。内容を簡単に紹介しておきます。
最初に、Javaがプラットフォームに依存しないのはなぜか、どのようなメカニズムでそうなっているのか、従来の取り組みにも触れつつ説明しています。
次に、オブジェクト指向の説明があります。ただし、この説明はあまり良いものではありません。
C言語のポインタとの比較でJavaの「参照型」とメモリー管理の説明をした後、サーバサイドJavaが紹介されます。ただし、このサーバサイドJavaの紹介はかなり大雑把です。
続いてJavaの仕様策定プロセスが紹介され、最後にJavaの将来についての考察が述べられる、という流れです。前半は興味深く読みました。後半は息切れというか、雑な記述になっていると思います。この1冊だけでJavaのメリットが分かる、その短所も見通せると考えてはいけないでしょう。また、著者の文章は(技術者らしい)癖があるので、読みづらく感じるところもありました。
とはいえ最初に書いたとおり、「プログラムを書いたことがある人が、Javaのメリットを理解する」ための第一歩としては、良い本だと思います。
プログラム初心者の方が、Javaの勉強のために読むのには適しません。間違って買うことが無いように、気をつけてください。この本がもっとも役に立つのは、「かつてプログラマ、SEとして働いていたが、今はマネージャ職をしていて、『Javaとは何なのか』知る必要が出てきた人」ではないでしょうか。プログラム(特にC,C++)の経験がある人が、Javaのメリットを理解するための本だと思うのです。内容を簡単に紹介しておきます。
最初に、Javaがプラットフォームに依存しないのはなぜか、どのようなメカニズムでそうなっているのか、従来の取り組みにも触れつつ説明しています。
次に、オブジェクト指向の説明があります。ただし、この説明はあまり良いものではありません。
C言語のポインタとの比較でJavaの「参照型」とメモリー管理の説明をした後、サーバサイドJavaが紹介されます。ただし、このサーバサイドJavaの紹介はかなり大雑把です。
続いてJavaの仕様策定プロセスが紹介され、最後にJavaの将来についての考察が述べられる、という流れです。前半は興味深く読みました。後半は息切れというか、雑な記述になっていると思います。この1冊だけでJavaのメリットが分かる、その短所も見通せると考えてはいけないでしょう。また、著者の文章は(技術者らしい)癖があるので、読みづらく感じるところもありました。
とはいえ最初に書いたとおり、「プログラムを書いたことがある人が、Javaのメリットを理解する」ための第一歩としては、良い本だと思います。