Smiley Smile / Wild Honey の感想
参照データ
タイトル | Smiley Smile / Wild Honey |
発売日 | 2001-03-27 |
アーティスト | The Beach Boys |
販売元 | Capitol |
JANコード | 0724353186227 |
Disc 1 : | Heroes And Villains Vegetables Fall Breaks And Back To Winter (Woody Woodpecker Symphony) She's Goin' Bald Little Pad Good Vibrations With Me Tonight Wind Chimes Gettin' Hungry Wonderful Whistle In Wild Honey Aren't You Glad I Was Made To Love Her Country Air A Thing Or Two Darlin' I'd Love Just Once To See You Here Comes The Night Let The Wind Blow How She Boogalooed It Mama Says Heroes And Villains (Alternate Take) Good Vibrations (Various Sessions) Good Vibrations (Early Take) You're Welcome Their Hearts Were Full Of Spring Can't Wait Too Long |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ロック |
購入者の感想
Smiley Smileへのレビューです。
ブライアンのソロアルバム:スマイルが発売されて以降このアルバムを聴くかたはどれくらいいるのだろうか。
ビーチボーイズのSmile Sessions(日本盤ではスマイルとして販売する暴挙!)も発売されたし。。
元々、サーフィン/ホッドロッドというか海のイメージのビーチボーイズリスナーには見向きもされないアルバムですし。
英米のロックの名盤を聴き進めれば必ずぶち当たるのがPet Sounds。
私もその例に漏れず、山下達郎氏の入魂解説を読みながら、何とか理解しようと聴いていたものだ。やはり始めはいま一つわからなかったが、繰り返し聴いているうちに私はペットサウンズ中毒となった。
ペットサウンズの魅力は様々あるが、音楽面で特に私を虜にさせたのはブライアンのヘンテコなベースラインだ。聴いているうちに頭から離れなくなり病み付きになる。Pマッカートニーもミッシェルでやっているようなベースラインだが、本当に奇妙なベースがアルバムを通して流れ続けている。
そしてペットサウンズに嵌ってしまった人間が避けて通れないのがスマイルである。
存在しないモノへのないものねだりというか、一種の神秘的な憧れというのだろうか、当然のように私も魅かれていった。
スマイリースマイルに残された多くのスマイル収録予定楽曲や、以後のサーフズアップあたりまでの各アルバムに散らばって収録されたその他のスマイル収録予定楽曲を組み合わせて、私のスマイルカセットを作ろうとした。資料等を見て、足りない楽曲を補充するために西新宿のショップへ海賊版を買いに行き、自分のスマイルカセットをいくつか制作した。
もう20年以上前の大学時代の思い出である。
そして本盤Smiley Smile。
多くのスマイル収録予定曲を含む本盤。グッドバイブレーションズと英雄と悪漢だけのアルバムとまで言われた。
しかし強烈なスマイルの残り香を放っている。
ブライアンのソロアルバム:スマイルが発売されて以降このアルバムを聴くかたはどれくらいいるのだろうか。
ビーチボーイズのSmile Sessions(日本盤ではスマイルとして販売する暴挙!)も発売されたし。。
元々、サーフィン/ホッドロッドというか海のイメージのビーチボーイズリスナーには見向きもされないアルバムですし。
英米のロックの名盤を聴き進めれば必ずぶち当たるのがPet Sounds。
私もその例に漏れず、山下達郎氏の入魂解説を読みながら、何とか理解しようと聴いていたものだ。やはり始めはいま一つわからなかったが、繰り返し聴いているうちに私はペットサウンズ中毒となった。
ペットサウンズの魅力は様々あるが、音楽面で特に私を虜にさせたのはブライアンのヘンテコなベースラインだ。聴いているうちに頭から離れなくなり病み付きになる。Pマッカートニーもミッシェルでやっているようなベースラインだが、本当に奇妙なベースがアルバムを通して流れ続けている。
そしてペットサウンズに嵌ってしまった人間が避けて通れないのがスマイルである。
存在しないモノへのないものねだりというか、一種の神秘的な憧れというのだろうか、当然のように私も魅かれていった。
スマイリースマイルに残された多くのスマイル収録予定楽曲や、以後のサーフズアップあたりまでの各アルバムに散らばって収録されたその他のスマイル収録予定楽曲を組み合わせて、私のスマイルカセットを作ろうとした。資料等を見て、足りない楽曲を補充するために西新宿のショップへ海賊版を買いに行き、自分のスマイルカセットをいくつか制作した。
もう20年以上前の大学時代の思い出である。
そして本盤Smiley Smile。
多くのスマイル収録予定曲を含む本盤。グッドバイブレーションズと英雄と悪漢だけのアルバムとまで言われた。
しかし強烈なスマイルの残り香を放っている。
”Smiley Smile”
このアルバムが生まれた経緯は、専門書がたくさん書いてくれています。
よって、聞いてどんな音楽なのか興味のある方々のためのレビューにします。
まず、ロックバンドのサウンドではありません。
アルバムを通していえるのは、ひたすら内側に向かって響く音楽という事。
脈絡の無い「夢の断片」をつなぎ合わせたような曲が詰め込まれています。
たまにあることですが、人が見た夢なんて話して聞かされても、普通は楽しくないですよね。
だからこのアルバムも皆で聴きいて楽しい音楽ではありません。
簡単にいえばサイケデリックなコラージュをまぶしたポップスです。
この一つ前のペットサウンズよりも、ぐっと敷居が低くて取っ付きやすいから、
若い頃は「こっちのほうがイイ」と好んで聞いてました。
一人でヘッドフォンをして聞くのが一番効きます。
スケールの大きな曲「英雄と悪漢」(広がり系)と「グッドバイブレーション」(弾み系)も入っていますが、
それら以外はものすごく小さい、一人遊びのような曲ばかりです。
コレに対して、カップリングの”Wild Honey”はカールのハイトーンシャウトが炸裂する外に向かった
(一般リスナーには届いていないけど…)アルバムで、
この正反対の2枚が1枚に収まっていることが不思議。
このアルバムが生まれた経緯は、専門書がたくさん書いてくれています。
よって、聞いてどんな音楽なのか興味のある方々のためのレビューにします。
まず、ロックバンドのサウンドではありません。
アルバムを通していえるのは、ひたすら内側に向かって響く音楽という事。
脈絡の無い「夢の断片」をつなぎ合わせたような曲が詰め込まれています。
たまにあることですが、人が見た夢なんて話して聞かされても、普通は楽しくないですよね。
だからこのアルバムも皆で聴きいて楽しい音楽ではありません。
簡単にいえばサイケデリックなコラージュをまぶしたポップスです。
この一つ前のペットサウンズよりも、ぐっと敷居が低くて取っ付きやすいから、
若い頃は「こっちのほうがイイ」と好んで聞いてました。
一人でヘッドフォンをして聞くのが一番効きます。
スケールの大きな曲「英雄と悪漢」(広がり系)と「グッドバイブレーション」(弾み系)も入っていますが、
それら以外はものすごく小さい、一人遊びのような曲ばかりです。
コレに対して、カップリングの”Wild Honey”はカールのハイトーンシャウトが炸裂する外に向かった
(一般リスナーには届いていないけど…)アルバムで、
この正反対の2枚が1枚に収まっていることが不思議。