Beatles 1962-1966.. -Hq- [Analog] の感想

2014年12月発売のアナログ盤を購入。

当初、2009年のデジタルマスターを元にしての発売との話だったのだが、
all analogue processでの製造に変更しての発売になった。

一連のリマスターモノ盤と同様、今回の赤盤・青盤も英国オリジナルアナログマスターを使用してのもの。

これが、本当に素晴らしい音質だ。
ダイナミックでありつつ、高音も中低音域もバランスよく捉えられている。
ポールのベースプレイの魅力は分かっていたつもりだったが、この盤で改めてその躍動感と独創性に胸躍らされる。
また初期独特の、歌声に籠った生命力（特に、ジョンの母音を発音するときの力強さ）は、本当に魅力的だし、
『And I Love Her 』『Yesterday』『Michelle』『In My Life』『Girl』といったバラードにおける音のまろやかさ、ふくよかさは、どうだろう！

1973年以来発売されてきた赤盤との比較はできなくて申し訳ないのだが、
この選曲の流れの中で聴く初期ビートルズの名曲群がこんなにも高音質で味わえることに予想以上の喜びを感じた。

デジタル処理された音をアナログ盤に落としたものではなく、
アナログプロセスによるアナログ盤の魅力に再び、多くの人が気づいていくのではないだろうか。

最高の音質です。デジタルに変換されずに、現代の技術でプレスされると、こんなにも凄いのか！以前に発売されたデジタルリマスターのアナログなんか聴けなくなります。