龍拳 [Blu-ray] の感想

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超多忙な撮影時期である1978年、拳精の終了直後に酔拳(ウーピン監督)と同時進行の撮影となりました。コミカルな酔拳とは対照的にシリアス路線のジャッキーを演出し、くしくも次作予定の醒拳は幻となったので、ローウェイ監督最後の作品となりました。
原名 「唐山神拳」は日本公開向けに馴染みやすく題名を「龍拳」としましたが、実際は龍の型ではなく唐山武館の形意拳奥義(神拳）の継承者という設定で、仇討ちの旅から既に仕上がった強さです。
私の見所は師匠から受け取った杖を使ってのラストバトルで、注目は徐々に杖の皮が剥けていく様！これは何度みてもスゴい！

日本公開に加えて導入歌の「ドラゴンフィスト」と「ドゥ・オア・ダイ」(唄小清水ミツル）の2曲はこの映画の引き立ての絶品曲です‼
この曲なしでは龍拳とはいえませんね！
ストーリー性がまじめでコミカル度の付け入る隙は一切なし、ジャッキーのもうひとつの顔を確立し、自身も納得いく評価を示した作品です。
この時期のジャッキー(24)は一番カッコいいですよね！

opは武術大会から始まりほぼノーカット＋op以外は土曜ゴールデン放映版(終盤戦の挿入歌2曲あり）の仕上がりになっています。ただ、ノーカットシーンの吹き替え未収録は仕方ないことで、原語と吹き替えが交差するのは大目にみて下さいネ。
おすすめの永久保存版です！