恋はアッチャアッチャ/夢見た　１５年(初回生産限定盤SP) の感想

「恋はアッチャアッチャ」
ハローに今までよく出て来たモチーフの歌詞は新鮮味はないけれど、特徴的な声を持つ人が揃うアンジュルムの各々の声がよく響いてその音色が素敵です。歌詞の垢抜けなさもハローの定番で、そこから脱したいと願う歌も、願うだけで終わる感じがするのもまた現実的です。そのちょっとした物哀しさもいいのかも知れないけれど、明るさが少し欠ける分、やっぱり堂々巡りソングに落ち着いてしまっている感じがして惜しいです。インド風のメロディで、「アッチャ」はヒンドゥー語のいいね！やGoodの意味だそうです。ハローの今年のいいねダンスになる？この地味目のメロディと音階が癖になるかも知れません。
作詞:児玉雨子、作曲:星部ショウ、編曲:平田祥一郎

「夢見た 15年(ﾌｨﾌﾃｨｰﾝ)」
リーダー和田彩花さんの卒業式の様な歌。それを彼女の最初からの盟友の福田花音さんが歌詞を書いているのが既に泣けます。それが夢ではない証拠です。

スマイレージの舞台「スマイルファンタジー」、アンジュルムの舞台「夢見るテレビジョン」の劇中歌のメロディにも似ているのがまた思いを誘います。「日本一スカートの短いアイドルグループ」としてデビューした4人のスマイレージ、それが2009年。2014年からはグループ名をアンジュルムにして。スマイレージの前に和田さんがハロプロエッグとしてメンバーになったのが2004年、そこからの15年間です。

そして2010年、スマイレージとしてメジャーデビューした楽曲が「夢見る 15歳(ﾌｨﾌﾃｨｰﾝ)」。ショートカットの和田さんが「ショートカットのリーダーをやってます、だーわこと和田彩花です！」と自己紹介をしていたのも記憶に新しいです。レスラーの蝶野正洋さんがプロモーションにひと役以上の役を買って出て下さった事も。そしてその2010年のレコ大最優秀新人賞でした。

そんな事の他、またまだ沢山を詰め込めるだけ詰め込んだ曲。例えば「手を繋ぐ」という歌詞に今のアンジュルムのダンスの振り付けが感じられたり。「規則