R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 の感想

シェヘラザードは多くの方が演奏され音源として出回っていますが、
その中でもコンドラシンの指揮は群を抜いていると思います。

演奏を聴きこみ目を閉じると目の前に大海原が広がるような感覚になります。
また、指揮者亡命後初の録音であり、望郷の念を込めているのかなとも思います。
いずれにせよ聞いて損はない名盤だと思います。

昔むかしに演奏した関係で、何種類かCDを聞いたがこれが最も良かった。
この曲は印象的な部分が多いので、ちょっとしたアクセントやテンポの違いで曲のイメージが変わってくるけど、この演奏は「かゆいところに手が届く、身の毛がよだつ物」（？）といった感じ。
特に第4楽章のクライマックスは素晴らしいの一言。
まあ、シャルル・デュトワにモントリオールの組み合わせだったら、当たり前かという声も聞こえるかもしれないが、ぜひ、一人っきりで、誰にも邪魔されることなく聞いてほしい。
目の前に荒波が見えますよ！