まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか の感想
参照データ
タイトル | まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ナシーム・ニコラス・タレブ |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478001226 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 |
購入者の感想
証券知識がそこそこあると思って購入しました。しかし、私の能力不足のために、想像以上に難解な本で、通読するのにかなりの日数を要しました。購入する方は、専門知識があるか、株で儲けたい人、読解力のある方がいいのかな。
これは、偶然に成功したのに大きな顔をしている連中に、多くの批判の目を向けさせた良書です。
といった皮肉は置いといて
私たちの脳は、この世界で起きることは実際よりもずっと、はるかにずっと、偶然ではないと思い込む仕組みであり成功した時は実力と失敗は運のなさと思ってしまう。
本書は、投資の話をしながらも自身の人生に対する認識をかえてくれます。
ただし、他のレビューでもあるように確率論からポストモダンまで幅広い分野に精通している著者により幅広く博識がちらばっているため、わからない点が多くあるかと思います。
本書は、さまざまな分野の本に手を伸ばしていく出発点としても非常に価値ある一冊となっています。
楽しめるのは、社会人や教養がある人だと思いますが、だからこそ学生にもオススメしたい一冊です。
知識の大海原に漕ぎ出すコンパスの一つです。
といった皮肉は置いといて
私たちの脳は、この世界で起きることは実際よりもずっと、はるかにずっと、偶然ではないと思い込む仕組みであり成功した時は実力と失敗は運のなさと思ってしまう。
本書は、投資の話をしながらも自身の人生に対する認識をかえてくれます。
ただし、他のレビューでもあるように確率論からポストモダンまで幅広い分野に精通している著者により幅広く博識がちらばっているため、わからない点が多くあるかと思います。
本書は、さまざまな分野の本に手を伸ばしていく出発点としても非常に価値ある一冊となっています。
楽しめるのは、社会人や教養がある人だと思いますが、だからこそ学生にもオススメしたい一冊です。
知識の大海原に漕ぎ出すコンパスの一つです。
人は、投資に成功した時は、「自分は実力を発揮した」と思いがち。
また、失敗した時は、「自分は運が悪かったんだ」と思いがち。
タレブは、貴方たちは、そもそも「運」と「実力」の違いがわかっているのかと問いかける。
投資における、偶発性の意味を考察し、「運」と「実力」の違いを明らかにした後、
生物学、物理学、哲学、文学、その他あらゆるジャンルに、ランダムに触手をのばし
人を笑わせる。
しかし、タレブの話を聞いているうちに、いつのまにか、自分の過去を振り返り、
色々な事を思い出し、あれは運だったのか、何だったのかと感慨に耽ってしまう。
不思議な魅力を持った本だと思う。
(ご参考)
一括注文のペアとなっている、イアン・エアーズの「その数学が戦略を決める」は
コンピューターによる大量のデータ処理により、統計学の推定が専門家を超えたと言う。
一方、ナシーム・タレブの「まぐれ」は
人生は一回しかないので、確率論からは母集団が少なすぎ、偶発的なものが成功を左右すると言う。
一見、正反対のことを言っているかに思われるが、実は矛盾はしない。両者共に面白い。脱帽。
また、失敗した時は、「自分は運が悪かったんだ」と思いがち。
タレブは、貴方たちは、そもそも「運」と「実力」の違いがわかっているのかと問いかける。
投資における、偶発性の意味を考察し、「運」と「実力」の違いを明らかにした後、
生物学、物理学、哲学、文学、その他あらゆるジャンルに、ランダムに触手をのばし
人を笑わせる。
しかし、タレブの話を聞いているうちに、いつのまにか、自分の過去を振り返り、
色々な事を思い出し、あれは運だったのか、何だったのかと感慨に耽ってしまう。
不思議な魅力を持った本だと思う。
(ご参考)
一括注文のペアとなっている、イアン・エアーズの「その数学が戦略を決める」は
コンピューターによる大量のデータ処理により、統計学の推定が専門家を超えたと言う。
一方、ナシーム・タレブの「まぐれ」は
人生は一回しかないので、確率論からは母集団が少なすぎ、偶発的なものが成功を左右すると言う。
一見、正反対のことを言っているかに思われるが、実は矛盾はしない。両者共に面白い。脱帽。