物理系のための複素幾何入門 2019年 07 月号 [雑誌]: 数理科学 別冊 の感想

まず、日本語としてかなり違和感を感じる文章が多いため、詰まってしまう。

加えて、ところどころに「私なりの」や「個人的な」などの表現が散見するが、「入門」と銘打つ本でそんなことを言っていいのか？と感じた。

最後に、前書きに「本を書くことで自分の内の知識がコンパクト化され〜」、第４章の冒頭で「もしかしたら豪快に誤解した記述が混入しているかもしれないが、その場合は指摘していただきたい」などと言っており、世に出版物を出すことに対して責任を感じていない印象を受けた。

SGCライブラリは雑誌としてはそれなりの価格なので、相応の品質は欲しい。

今号に関しては、本当に校正をしたのか疑いたくなる。