議論入門: 負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫) の感想
参照データ
タイトル | 議論入門: 負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 香西 秀信 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480097422 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 論理学・現象学 |
購入者の感想
本書は、「議論の技を学ぶ論法集」明治図書出版(1996年)の文庫化となったものです。
議論の指導を行う教師に、基本的な論法についての情報を与えることをねらいとしたもので、
基本的な論法として、
①「定義」を使って論ずる
②「類似」を使って論ずる
③「譬え」を使って論ずる
④「比較」を使って論ずる
⑤「因果関係」を使って論ずる
の、五つの型を挙げています。
厳重に選び出した例文のなかで使われている論法の型を紹介した後、これに対して反論する方法を解説しています。
本文の前の「序」に、六つのパラグラフがあり、各パラグラフの頭に、〔一〕から〔六〕までの漢数字がふられております。
この漢数字に引っかかる気持ちを引きずりながら読み続けていくうちに、もしやと思い、読了後、「序」を読み返すと、
〔一〕から〔五〕までのパラグラフに、五つの型がちりばめられていることに気が付きました。
六つ目のパラグラフについては、五つまでの論法は本書で基本として教えるけれど、六つ以上の論法は、読者自身で学びたまえ
というメッセージにもきこえます。
本文の後の「あとがき」でもまた、五つの型を読み取ることができます。
目次は次の通りです。
序―――議論の技を学ぶ
第1章 定義
1. 最も必要なことだけの定義
2. 説得的定義―――論証的定義
3. 定義としての名づけ
4. 反論に関する若干の注意
第2章 類似
1. 正義原則
2. 暗示的人格攻撃
3. 相手の主張を不条理に帰結させる方法
4. その他のヴァリエーション
5. 反論の方法
第3章 譬え
1. 関係の誇張
2. 論争の武器としての笑い
3. 価値の転移による効果
4. 譬えの脆弱さと反論の方法
第4章 比較
1. a fortiori―――より強い理由によって
2. 勿論解釈とその応用
3. 反論の可能性―――誰にとっての「より」なのか
第5章
議論の指導を行う教師に、基本的な論法についての情報を与えることをねらいとしたもので、
基本的な論法として、
①「定義」を使って論ずる
②「類似」を使って論ずる
③「譬え」を使って論ずる
④「比較」を使って論ずる
⑤「因果関係」を使って論ずる
の、五つの型を挙げています。
厳重に選び出した例文のなかで使われている論法の型を紹介した後、これに対して反論する方法を解説しています。
本文の前の「序」に、六つのパラグラフがあり、各パラグラフの頭に、〔一〕から〔六〕までの漢数字がふられております。
この漢数字に引っかかる気持ちを引きずりながら読み続けていくうちに、もしやと思い、読了後、「序」を読み返すと、
〔一〕から〔五〕までのパラグラフに、五つの型がちりばめられていることに気が付きました。
六つ目のパラグラフについては、五つまでの論法は本書で基本として教えるけれど、六つ以上の論法は、読者自身で学びたまえ
というメッセージにもきこえます。
本文の後の「あとがき」でもまた、五つの型を読み取ることができます。
目次は次の通りです。
序―――議論の技を学ぶ
第1章 定義
1. 最も必要なことだけの定義
2. 説得的定義―――論証的定義
3. 定義としての名づけ
4. 反論に関する若干の注意
第2章 類似
1. 正義原則
2. 暗示的人格攻撃
3. 相手の主張を不条理に帰結させる方法
4. その他のヴァリエーション
5. 反論の方法
第3章 譬え
1. 関係の誇張
2. 論争の武器としての笑い
3. 価値の転移による効果
4. 譬えの脆弱さと反論の方法
第4章 比較
1. a fortiori―――より強い理由によって
2. 勿論解釈とその応用
3. 反論の可能性―――誰にとっての「より」なのか
第5章