透明の棋士 (コーヒーと一冊) の感想

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書店で同じ著者の「等身の棋士」を買って読み始めたらあまりに面白いので、アマゾンで
検索して本書を見つけた。

届いた本は「コーヒーと一冊」というシリーズで、コーヒーを飲みながらのんびり
くつろいで読むといったことを想定しているようだ。

おまけに本の表紙にクジラの絵とともに「オモシロイヨ」と書かれているなど、
ちょっと一般の本と違っている。なお、この「オモシロイヨ」は本当である。面白い。
ただ、ちょっと本が薄いので、「もう少し読みたい」と感じる。

本書の内容は報知新聞の記者による将棋エッセイである。プロの新聞記者なので
文章もうまく、棋士への数多くのインタビューをもとに文章が構成されている。
棋士の内面や将棋の局面の記述についても「うまいな～」と感じられる部分が
随所にある。

棋士という勝負師の生き様に関心のある人には楽しめる１冊だ。