病の「皇帝」がんに挑む 人類4000年の苦闘(上) の感想
参照データ
タイトル | 病の「皇帝」がんに挑む 人類4000年の苦闘(上) |
発売日 | 2013-09-25 |
製作者 | シッダールタ・ムカージー |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
人の体は不確かで、予測不能で未知にあふれている。
そんな対象の失調(=病)を、寝る暇を惜しんで治そうと、善意で、戦ってきた医師たち。
それが後年、歴史的に「患者への害であった」ということが証明されたとき、
その研究者・老いた医師にかける言葉はあるか?
非常に切ない内容です。
ハルステッドさんは、患者に害をなし続けた、誇り高き外科医であるが、
彼に、どんな言葉をかけたら良いのだろうか。思いつかない・・・・。
医療にたずさわる人だけではなく、研究者一般にも強い示唆をあたえてくれる傑作と思います。
(それ以前に、この人の文体が非常にリーダブルです。上下巻ありますが、難なく読めると思います。)
そんな対象の失調(=病)を、寝る暇を惜しんで治そうと、善意で、戦ってきた医師たち。
それが後年、歴史的に「患者への害であった」ということが証明されたとき、
その研究者・老いた医師にかける言葉はあるか?
非常に切ない内容です。
ハルステッドさんは、患者に害をなし続けた、誇り高き外科医であるが、
彼に、どんな言葉をかけたら良いのだろうか。思いつかない・・・・。
医療にたずさわる人だけではなく、研究者一般にも強い示唆をあたえてくれる傑作と思います。
(それ以前に、この人の文体が非常にリーダブルです。上下巻ありますが、難なく読めると思います。)