人形の国(5) (シリウスKC) の感想

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参照データ

タイトル人形の国(5) (シリウスKC)
発売日2019-11-08
製作者弐瓶 勉
販売元講談社
JANコード9784065175545
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

遂に、タイトル「人形の国」が何のことなのか判明します。これ地味に5巻最大のトピックかも知れません。
4巻ラストで本当なら死んでいたところを瀕死で生き延びたエスローは5巻では最後まで上半身くらいしか再生できず一言も台詞なし。1巻通して一言も喋らない主人公なんて昔の弐瓶勉作品みたいで懐かしいです。もっとも「喋れない」だけですが。
ケーシャも含め本格派の強敵を倒す場面はありません。むしろ帝国はAMBの大規模捜索のため練度の低い「なりたて。特殊能力なし」のしょっぱい正規人形までも前線に出す(そして当然やられる)などなりふり構わず来ている事が描かれ、今までのアポシムズ無双ガンマン、エスローによる見敵必殺漫画から脱してストーリーを進めることに重きを置いた展開になっています。
コードの変換率がチラッと出てきて興味深いです。皇帝スオウニチコのものは0.001%未満であったとか、ジェイトのは84%もある、つまり正規人形への転換にほとんど成功するありふれた能力のコードであった、とか。

ジェイトの「100年生きてきたが」の台詞で正規人形は年を取らないことも判明しますが、このあたりは大方の予想通りで「やっぱり」感があるとは思います。最初から時間とか時計とか出てこないお話なのではっきり語られませんが5巻作中では4巻から何年も経っていると推定されます。そもそも土星よりも大きい(1巻参照)とんでもなくデッカいこのアポシムズで1日や1年が地球の何時間、何日かも謎ですし。

一番驚くのは、あのケーシャがデレッデレにデレており、衝撃的な台詞を連発することでしょうか。冗談ぬきで「こんなのケーシャじゃない」くらいデレてます。
デレたケーシャ、めちゃくちゃくちゃ健気で可愛いです。読者の目が点になるくらいデレたケーシャですが「復活したいつもの朴念仁エスローが、復活するなり無神経な言葉を口走って怒らせ瞬殺でツン復活する」に100ペリカ賭けたいと思います。

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