能面検事 の感想

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タイトル能面検事
発売日2018-07-27
製作者中山 七里
販売元光文社
JANコード登録されていません
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購入者の感想

 ラストに「著者に差別的意図はない」とお断りがありますが、それにしても昭和臭が濃いです。
 何事にも動ぜず冷静・沈着、機械のように無表情に職務をこなす検事の事務官を人間味のある熱血正義感という設定にしたのでしょうが、実際に登場する事務官美晴はただのバカ。
 研修を終えたばかりの新人でなんの実績も根拠もないのに自分を「優秀」、「実力を発揮できる」と断言する。1から10どころか20まで聞いても指示された仕事に手をつけない。いちいち理由や目的を質問する。やたらと感情的になりすぐに興奮する。OJTから全く学習しない。検事同士の会話に事務官の身をわきまえず口をはさむ。果ては上司に忠告するという浅はかさ。
 こういう「女は多少バカの方が愛嬌がある」的な人物を登場させた時点でジェンダーバイアスかかりすぎ。
 同じような会話ばかりが繰り返されて途中で飽きます。
 作中大阪府警もこき下ろされていて、いくら現実世界でも不祥事が起きているとはいえ、これについてもエクスキューズがあるべきだと思いました。

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