老化はなぜ進むのか : 遺伝子レベルで解明された巧妙なメカニズム (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 老化はなぜ進むのか : 遺伝子レベルで解明された巧妙なメカニズム (ブルーバックス) |
発売日 | 2013-11-08 |
製作者 | 近藤祥司 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
アンチエイジングは高齢化に進む社会で、世界的にもっとも注目されているといっても過言はないと思います。
そういう中で、日本だけでなく、アメリカでもアンチエイジングにまつわる様々な情報が飛び交っていますが、その多くは、健康食品のメーカーなどが唱えているもので、どこまで信憑性があるのだろうと感じていました。本書は、医学の最先端の研究者が、前半部にはそのような諸説についての評価を行い、後半はまさにこの数年に発見されている現在進行形の老化についてのメカニズムについて述べています。
前半部に述べているのは、コラーゲン、高酸素カプセル、コエンザイム、ホルモン、などのアンチエイジングや、フリーラジカルやテロメア(老化時計)など。後半部は、がん抑制遺伝子と細胞周期、iPS細胞/ES細胞と老化、解糖系と酸化ストレス、等等。
そして最後に腹八分目長寿説。直近の研究は、諸説が入り乱れ、解説も公正さを保つには仕方がないと思うのですが、実験結果を並べることが精一杯で、理解することが大変でした。でも、それによって、逆にこの分野の発展している姿も見えてきて、それは有意義だと思います。
いずれにせよ、人類歴史上最大の夢、である、不老長寿に向けて、これらの研究が今後もどんどん進んでいくことを期待します。
そういう中で、日本だけでなく、アメリカでもアンチエイジングにまつわる様々な情報が飛び交っていますが、その多くは、健康食品のメーカーなどが唱えているもので、どこまで信憑性があるのだろうと感じていました。本書は、医学の最先端の研究者が、前半部にはそのような諸説についての評価を行い、後半はまさにこの数年に発見されている現在進行形の老化についてのメカニズムについて述べています。
前半部に述べているのは、コラーゲン、高酸素カプセル、コエンザイム、ホルモン、などのアンチエイジングや、フリーラジカルやテロメア(老化時計)など。後半部は、がん抑制遺伝子と細胞周期、iPS細胞/ES細胞と老化、解糖系と酸化ストレス、等等。
そして最後に腹八分目長寿説。直近の研究は、諸説が入り乱れ、解説も公正さを保つには仕方がないと思うのですが、実験結果を並べることが精一杯で、理解することが大変でした。でも、それによって、逆にこの分野の発展している姿も見えてきて、それは有意義だと思います。
いずれにせよ、人類歴史上最大の夢、である、不老長寿に向けて、これらの研究が今後もどんどん進んでいくことを期待します。